某所新年会にて「FPとは何ぞや」
某所にて行われた新年会に出席してきました。昼食だったため、アルコールの無い席でしたが、忌憚ない意見の交換などできました。
FPってのは所詮、保険営業でしょ? という考えは、やはり根強いようです。
ただ、そう思われても仕方ない、とは思います。FPとしての売りが何なのか、いざというときに一言で言えないのが原因でしょう。
1月7日に配信したメールマガジンでは、FPの仕事に関して次のように書きました。
「実は、FPの仕事とは、リスクを抑えながらお金を貯める、そして貯めたお金をなるべく有利に使う、そのお手伝いをすることです。
よって、最初のアポイントでは、みなさんのお金に対する考え方とか、お金をどれくらい貯められているのか、どれくらいの収入があるのか、どれほど支出しているのか、お話を聞くところから始まります。」
そして、お話をお伺いできた範囲で、今後の指針としていただくべく、提案書を作成する、これがFPの仕事だと思っています。
ですが、現実的には、お客様は、目の前の解決したい問題があり、それを明快に解消してくれることを望んでいることが多いです。
明快に解決することを期待されている場合、そのときは募集人として、外務員として、応対したほうが早いです。
FPが本来、本領を発揮するのは、漠然とした不安を抱えてはいるが、どう対処してよいのかわからないケースです。もしくは、まったく不安を感じていない人に対して、リスクを解説するケースです。
これは、本年度より始まった特定検診でメタボの人を探して、その人を指導するのに似ています。
特定検診は基本的に有資格者全員が受ける必要がありますが、お金の使い方、貯め方、稼ぎ方のレクチャーは、当然ですが強制ではありません。
強制ではない、お金に関する診断を、必要なものであり、受けるべきである、そんな風潮を作る必要があるのでしょうね。