世界陸上、日本人メダリストがなかなか現れませんでしたが、ついに、最終日になってやっと、メダリストが現れました。
女子マラソンは、渋井陽子選手の欠場が残念でしたが、尾崎好美選手が頑張って銀メダルとなりました。
尾崎選手は、女子マラソンの日本人初メダリストの山下佐知子監督の指導を仰いでますが、その師にメダルの色で追いつきました。
本人、ロンドン五輪で追い抜くつもりでしょう。
そして、大穴、まさかやり投げで日本人メダリストが現れるとは。正直、銅メダルのニュースを知るまで、知らない選手でしたよ。
村上幸史選手はやり投げで全日本10連覇を続けている、日本での第一人者でしたが、これまで世界選手権や五輪では1度も予選を通過できませんでした。
それが、今年になり、村上選手を含めて日本人で3人しかいない、80メートルスローをコンスタントに出来るようになり、なんとか予選を突破するメドが立っていたそうです。
今回、初めて世界選手権の決勝に進出し、目標を達成して、さらに気合が入ったのか。
正直、五輪翌年の世界選手権は、世代交代の大会であり、多少レベルが下がっていた感も否めません。
が、しかし、その場にいた競技者の中で3位になったのは違いありません。すばらしいことでした。
村上選手の今後の目標は、85メートルを投げること。もし、コンスタントに投げられるようになったら、次回世界選手権やロンドン五輪でも期待が持てます。
日本の投てき種目は、ハンマー投げの室伏広治選手に注目が集まってましたが、今後は村上選手にも期待です。