「しんぼる」をいじると面白い、のか?
連休中ということで、近所のシネコンに出かけました。
映画好きの知り合いにお薦めを聞いていたものの、中途半端な時間に着いて逆にどれを見るか悩んでしまいました。
結局のところ、お薦めの中からいちばん早く見られる「しんぼる」を選びました。
まぁ、それなりに楽しめましたけど、もっと松本さんの笑いを好きになってから見るべき映画かな? というのが正直な感想でした。
前提条件として、私は、ダウンタウンの笑いと言うのは、好んで見るほうではありません。
かすかな記憶があるのは、「笑ってる場合ですよ! お笑い君こそスターだ!」に出演したときにやった「カモシカの足」のネタです。あれは面白いと思いましたけど。
その後、80年代末~90年代当初にスタートした「夢で会えたら」「ガキの使いやあらへんで!!」「ごっつええ感じ」など、ことごとく見そびれていて、ダウンタウンのコンビとして漫才なりコントなりを、ちゃんと見た記憶がありません。
そもそも、たまに見る彼らは、とんねるずの石橋さん以降、現在ではロンドンブーツの淳さんなどと同様の「いじめっ子」キャラで笑わせる芸風であり、素直に笑えない、というのが本音です。
しかも、松本人志さんの前作「大日本人」は、これ見てませんけど、Webなどでの評判が芳しくなく、次回作としての「しんぼる」も、公開10日以上過ぎて話題もしぼんだように思える。そんな状態であまり期待せずに見たのでした。
で、見終わってですが。さすがに見たことを後悔するほどの映画ではありませんでした。
まず、しんぼるってのは、男性下半身の隠語そのものでしたね(^^;;;
それだけで終わってる映画のような気がしました。いろいろいじると何かが起こる、みたいな。
あまり細かく書くとネタバレになってナニですが。
ただ、後半、しんぼるをいじると外界に影響を及ぼすことになったときには、より高尚なテーマになった気がしました。
しんぼるは、世界を変える力があるのだと。
不思議な映画でした。見ていてなんとなく「ビートたけしの挑戦状(テレビゲーム)」の不条理さを思い出してしまいました。