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【米国研修】5日~最終日:FPイコール資産管理か?

引き続き、私が2009年10月9日~17日まで、8泊9日(うち機内1泊)で行ってきた、アメリカ研修旅行について公開します。FPA大会終了後の、最後の3日間です。

現地10月13日~15日

FPA大会終了の翌日より、FPA主催者の協力により、3社のFP会社に訪問させていただく機会を得ました。

今回訪問したFP会社は、次の3社です。


①Erman Retirement Advisory
1984年創業

形態:Independent Broker(RIA傘下)


ほぼ9割方、アセットマネジメント業。そのほか確定申告サポートなども行う。

現在も業務拡大中。


②CROWN WEALTH MANAGEMENT
1989年創業

形態:RIA(Registerd Investment Adviser)

メインはアセットマネジメントフィーだが、コミッションにも積極的。

顧客の絞り込みを始めており、仕事のペースを落とす予定とのこと。


③SIGMA Financial Corporation
1982年創業

形態:RIA

フィーとコミッションのミックス。

現在はセミリタイヤ中。


3社とも、1980年代に創業し、当初は外交員や保険営業からスタート。90年代にアセットマネジメント業主体に移行していました。

比較的小規模の事務所ばかりでしたが、その規模なりに成功しており、それぞれが安定経営を続けているという印象でした。

ただ、訪問を終えたあとに、私の師匠である井畑敏氏の語った言葉が、印象的でした。

「今回の訪問先は、どの事務所も包括的ファイナンシャルプランニングをやっていないようだ。とても残念だ」

たしかに、FPA大会に参加して話を聞いたり、さまざまな資料を紐解いていると、アメリカでのFP業とはすなわち、アセットマネジメント業、資産管理のみを行う仕事、というイメージが現実のようです。

アセットマネジメントフィーは、極端な話、資金を預かるだけで、特に運用せずとも代金が支払われます。それはあくまで資金管理に対する対価であり、ライフプランに基づいた運用計画を作っているわけではない、というのが、井畑氏の言い分でした。


私自身も、FPを志すことを公言し、日常業務を行っていますが、たまに思います。保険代理店業や、金融商品営業に専念した方が、どれほど仕事が効率的か? 業績を拡大出来るか? と。

ですが、ある程度のFPの知識を蓄えると、保険は必要最低限でいいし、投資はリスクを勉強した上で複雑でない債券ファンドや株式で十分とか、そういうふうに思うんです。業務を続ける上で多少のコミッションは必要ですけど、やはりフィーをたくさん稼げるFPに私はなりたいな、と思ってます。


現地10月16日~日本10月17日

現地FP事務所訪問の合間に、フッターズというファミリーレストランに通ったり、ディズニーランドを楽しんだりしましたが、概ね7泊にもわたる、海外研修の全日程が無事に終了しました。

帰国に関しては、一部は現地解散で、それぞれの行く先の飛行機に分かれて行動。行きに比べれば空港に入ってからの行列が大変でしたが、飛行機自体は特にスケジュールが遅れる事もなく、無事にテイクオフしました。

成田空港に付き、メンバーはそこで解散。それぞれの思いを秘めて、家路についたのでした。

多少尻すぼみ間はありますが(^^;;; これで10月中旬の海外研修の話は終わりです。

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