何かを変えれば将来は変わる
先日、ツイッターでいい言葉に出会いました。せっかくなので紹介した上で、私の感想を書いてみようと思います。
『人間が変わる方法は3つしかない。1番目は、時間配分を変える。2番目は、住む場所を変える。3番目は、付き合う人を変える。この3つの要素でしか人間は変わらない。もっとも無意味なのは、『決意を新たにする』ことだ。
この言葉、よくよく調べると、大前研一氏の言葉のようですね。
よく、新年に計画を立てて、新たに決意をする、なんてことをします。
しかし、その決意は、行動を伴わないと実現しません。
すなわち、自分が今よりもいい環境、いい状態、幸せと思えるようになるための、具体的な行動をつきつめると、3つしかない、ということです。
1:時間の配分について
人により、1日は平等に24時間しかありません。睡眠時間をどれくらいとるか、その他の時間をどのように使うかによって、その人の人生はどんどん変わっていくはずです。
いままで、テレビのバラエティ番組を毎日2時間見ていた人が、明日以降、テレビの代わりにビジネス書を毎日2時間読むようになったら、どうなるでしょうか? 時間配分を変えるとは、そういうことでしょう。
2:住む場所について
最初から東京で生まれて育った人と、そうでない、例えば車で30分くらい走らないとショッピングモールに到着しないような人とでは、そもそも人生の価値観が異なるでしょう。
現状に満足できないときに、住む場所を変えてみる、環境を変えてみるのは試してみるべきでしょう。
3:付き合う人について
どんなに真面目な人だって、周りの人が、赤信号を気にせず渡る人の仲間になれば、徐々に赤信号の歩道を渡るのに躊躇しなくなるはずです。
自身が成長したいと思ったときに、付き合う友人がガラリと変わる、なんてことは、実はよくあることです。幼なじみの存在は重要ですが、ただ単に古い付き合いの知人ならば、いっそのこと総替えでもかまわない、くらいの気持ちでないと、自分は変われないのでしょう。
以上の3つは、実は緩やかにつながっています。住む場所が変われば行動時間もすれ違う人も変わります。付き合う人が変われば、行動範囲が変わるでしょう。時間配分が変われば、これまでよく会う人と会わなくなるかもしれません。
すごい説得力のある言葉のように思いますが、それでも、その「自分を変える」ことの元になるきっかけは「決意」なんじゃないか? だから、「決意を新たにする」ことがもっとも無意味だ、というのは言い過ぎだ、という意見もあるようです。
ここでのキモは、決意を「新たにする」という点でしょう。一度は以前に決意していたというニュアンスが伝わります。でも、実は変わっていない。だから改めて決意する。そのとき、以前の自分でない新しい自分になるためには何が必要でしょうか?
その決意が固いのなら、行動を起こすことがより重要なんだ。その行動を突き詰めると、上の3つになる、ということでしょう。
多くの人が、できれば現状を変えたくないと思っている。だから、決意したところで現状を変えたくないなら、決意を新たにするだけになり、それでは意味がない。
現状を変えるために、何ができるのか。そのヒントが、時間配分、住む場所(行動範囲)、付き合う人、の3つなのでしょうね。