いよいよ冬季五輪だ!
やってまいりました。今となっては2年に1度のオリンピックイヤー。
今年は、カナダのバンクーバーにて、冬季五輪が行われます。
前回の冬季五輪、トリノ五輪のときには、とにもかくにも女子フィギュアスケートの荒川静香さんの金メダルに沸きました。
ただ、女子フィギュアの日程がオリンピックの後半だったことと、それまでの競技で、誰もメダルを獲得していなかったことから、当時は「このままメダルゼロか???」と、非常にやきもきした記憶があります。
さて、今回はどんな活躍が見られますかね? 私が活躍を楽しみにしている選手は次のとおりです。
●フリースタイルスキー 女子モーグル 上村愛子選手
長野五輪での女子高生スキーヤーが、いまや人の妻、そして日本の第一人者、しかも前年度の世界選手権チャンピオンとして、オリンピックの舞台を迎えます。
大ベテランの域に達していますが、ベテランという意味では、メダル2個の里谷多英選手が健在なので、どうもベテランという気がしない(^^;;;
この種目、海外勢のジェニファー・ハイル選手、ハナ・カーニー選手、そして上村選手が3強と言われているそうです。ハイル選手はトリノ五輪覇者。一時ケガで休んでいましたが、今期W杯は絶好調です。上村選手、金メダルは難しいかもしれませんが、メダル獲得は十分可能だと思われます。今回取れなかったら完全に悲劇の広いんでしょう。
●スピードスケート 女子短距離 岡崎朋美選手
岡崎選手も、息の長い選手です。5大会連続五輪出場にして、いまだトップクラス。
巷では、中学生の高木美帆選手に期待が集まっていて、もしや、と思われますが、そんなに甘くはないでしょう。たしかにいい記録を出しているようですが、今はむしろ、過度に注目されて、ほかの選手への注目をそらすことに役立っている雰囲気です。
で、岡崎選手ですが、まさにベテラン。きっちり競技当日に合わせてきて、なにかをやってくれそうな雰囲気です。
が、メダル獲得はぎりぎりきわどい線でしょうかね? ほかの選手もしかり。前回のメダルゼロということもあり、なんとか1つくらいとってほしいと思います。
●フィギュアスケート、男子、女子各シングル全員
今まさにこの世代は、ゴールデンエイジの日本代表です。
男子は高橋大輔選手、織田信成選手がトップ2。小塚崇彦選手がそれに続きます。
おそらく、高橋選手、織田選手のどちらかが、メダル争いに絡んでくるでしょう。
ただ、海外勢もあなどれません。前回トリノ五輪優勝のエフゲニー・プルシェンコ選手、トリノ五輪銀メダルのステファン・ランビエール選手、前年の世界チャンピオンのエヴァン・ライサチェク、本年度の全米チャンピオンのジェレミー・アボット選手などなど、ライバルが目白押しです。
4年に1度の舞台に、みんなが調子を合わせてきますから、それに負けずに日本勢が活躍してほしいです。
女子ですが、男子よりも安泰でしょう。メダル1つは確定と思えます。
なにせ、海外勢の絶対的なライバルが、キム・ヨナ選手くらいしか思い当たりません。
あえて言えば、カナダのジョアニー・ロシェット選手がライバルでしょうか? 採点競技は地元選手に有利に働きます。うまく調子を合わせてくれば、この人も確実にメダルに絡みそうです。
今期は、アメリカ勢、ヨーロッパ勢ともに、ほかに目だった選手が思いつきません。おそらく、キムヨナ、ロシェットに、浅田真央選手、安藤美姫選手の4人で、メダル争いとなるのではないかと思います。
そして鈴木明子選手、アメリカ代表の長洲未来選手なども期待です。
●その他
競技として見ていて面白いので、ジャンプには期待しています。ただ、葛西選手、岡部選手と、やはりベテラン頼みなのが少々寂しいです。団体戦でなんとかメダルを取れるか、だけが期待です。
アルペンスキーは、日本勢はなかなかメダルが遠い種目です。ただ、回転のようなテクニカルな競技は波乱含めて期待できます。
ノルディック複合は、過去には日本の黄金期がありましたが、今は少々停滞気味です。たまにW杯で上位入賞の報を聞くので、もしや、という期待はあります。
スピードスケート男子は、短距離勢がたまにW杯勝利、もしくは入賞の報があるので、ちょっとは期待できそうですがどうでしょう?
最後にメダル予想。全体で辛めに3つ。甘めに5つを見込みます。金メダルは2つくらい出るとうれしいですが、ゼロになっても恨みっこなしで仕方ないでしょう。