帰省のマネー
8月12日、父方の田舎に日帰りで帰省しました。普段乗りなれない自家用車で往復約12時間、現地滞在はほぼ親類の仏壇めぐりとお墓参りの約1時間強のみ、という日程でした。
私のほかにも運転できるメンバーがいたため、私自身の運転は8時間程度でした。渋滞など考慮しても、お盆時期に約11時間も車で移動するくらいなら、電車&タクシーで移動したほうが早いのではないか、とも思いました。
そこで、いまどきのネット情報を駆使して、ためしに計算してみました。意外な結果に戸惑うばかりでした。
ちなみに、私の実家は千葉県松戸市、最寄り駅はJR馬橋駅。帰省先は群馬県吾妻郡嬬恋村、最寄り駅はJR万座・鹿沢口駅です。
実は、帰省先の嬬恋村は、万座・鹿沢口駅よりかなり先になります。30ウン年前、小学生のころはここからバスを使って約30分くらい走り、帰省した記憶があります。
そこで、バスの路線を探したのですが、明確な情報が見つからない・・・。
仕方ないので、万座・鹿沢口駅より嬬恋村の帰省先までタクシーを使う設定で考えてみました。
JR馬橋駅~JR万座・鹿沢口駅(新幹線未使用) 約3時間20分 料金 5650円
JR万座・鹿沢口駅~帰省先(タクシー) 約22分 料金3680円
タクシーを捕まえるのに約20分余裕を持つとして、4時間で十分、到着できます。
1人分ならば、片道の料金は9330円です。往復18660円です。
今回、3人で移動しました。電車賃は3人分になるので、
5650円×3+3680円 = 20630円
となります。往復チケットを考慮せず、単純に倍にすると、往復で41260円となります。
往復8時間の移動で、4万円以上のお金が飛んでいく計算です。
さて、自家用車の場合はどうでしょうか?
今回、出発直前に自家用車に満タン給油をしておきました。そのときのガソリン代が約7000円。
そして、三郷南~大泉経由~渋川伊香保の外環道および関越道の利用料金が、3500円。
よって、自家用車の維持費を無視した、目先の往復費用は、14000円、ということになります。
これは、たとえ一人だとしても、自家用車での往復のほうが低コストになるという計算です。ましてや、大人が3人も集まれば、その効率はさらに上がります。
ましてや、電車+タクシーではたしかに移動時間は8時間くらいですが、自家用車での約11時間の移動は、渋滞および休憩時間が含まれます。そのための3時間は、自家用車による移動の自由度の許容範囲内でしょう。
こう考えると、家族そろって自家用車で旅行というのは、合理的な旅、ということになります。ましてや、現政権は高速道路の利用代金を下げようとしていますし、ガソリン代が高くならないような政策を打とうともしています。
あとは、年に数回の長距離ドライブのために、自家用車の維持コストを正当化できるか、という点が問題になるのでしょうね。レンタカーという選択肢もありますし。