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レコード大賞:ジャニーズが登場! ・・・マッチですけど

今年もあと約6週間となりました。

年末恒例のTBS系列で中継される「日本レコード大賞」の部門賞などが発表されています。

その内容を踏まえて、12月30日に発表される大賞の予想でもしてみようかと思います。

今回の部門賞発表で本当に驚いたのは、近藤真彦さん(マッチ)が、最優秀歌唱賞を受賞したことです。

正直、マッチの歌がうまい、という意見は、身近では聞いたことがありません。

ただ、私自身は、マッチの歌のすごさを、芸能プロダクションの方から話を聞かされた経験があります。それによると業界内では評価が高いようです。

他の歌手をさしおいたことでブーイングが出ている様子もないようなので、受賞そのものは素直におめでとうございます、といいたいと思います。

驚いた理由は他にもあります。マッチは今現在、いまだジャニーズ事務所に所属しています。

ジャニーズ事務所所属のタレントが、過去の受賞シーン以外でレコード大賞に登場し、賞を受けるのは20年ぶりだそうです。

ジャニーズ事務所のタレントが、年末の賞レースに登場しなくなってから、テレビでの賞レースは一気に廃れました。

めぼしいもので続いているのは、日本テレビ系のベストヒット歌謡祭(いわゆる大阪有線大賞)と、先日行われたTBS系の日本有線大賞。そのほかは純粋に売り上げで決めるオリコンなどの表彰、ゴールドディスク大賞などですが、中継などを大々的にする雰囲気はありません。

ジャニーズのように、現在では男性アイドルCDの売り上げシェアを上位独占しているような事務所が、登場してこないことには、賞レースも正直、盛り上がらないでしょう。

もちろん、その他、純粋にその年の代表曲が素直に大賞などに選ばれていない状況も続いているために、賞レースが国民的行事から業界内のお祭りに変わっていったとも感じます。

今回のマッチの最優秀歌唱賞の受賞は、マッチが過去に大賞と最優秀新人賞を受賞しており、最優秀歌唱賞とあわせて三冠王達成を記念する特例、とも考えられます。

ジャニーズ系タレントは、今後も賞レースに参加しないそうで、それは映画のアカデミー賞などの男優賞にもノミネートしないことでも徹底しています(ただし、数字の出所が明らかなアンケートトップ表彰や、売り上げトップ表彰には登場しています)。建前としては「事務所内で受賞を争うことが多くて、それはしのびない」というのが辞退理由のひとつとされていますが、そのほかにも複雑な事情があるのでしょう。

さて、そのほかの部門賞の話に移りましょう。

今年、ある意味でもっとも話題をさらったヒット曲は、

坂本冬美「また君に恋してる」

だったのではないか、と思うのですが、これってビリーバンバンのリバイバルだったこともあり、今回は特別賞で、という雰囲気になったのでしょう。

優秀作品賞は以下のとおりで、本命◎、対抗○、注意△、大穴×を付けてみました。

×EXILE「I Wish For You」
・AAA「逢いたい理由」
△いきものがかり「ありがとう」
・BIGBANG「Tell Me Goodbye」
◎植村花菜「トイレの神様」
・氷川きよし「虹色のバイヨン」
・w-inds.「New World」
○AKB48「Beginner」
・水森かおり「松島紀行」
・GIRL NEXT DOOR「Ready to be a lady」

売り上げや、今年のブームの盛り上がり方だけで決めるなら、AKB48しかありえないです。秋元氏としても、念願の大賞受賞というシナリオはありでしょう。ただ、私としてはブームだけでは受賞にはもう一押し、と思うので、記号は「対抗」にしてあります。

「本命」マークは「トイレの神様」につけました。植村花菜さんそのものは2005年デビューの経歴ですが、今年ブレイクの歌手とも言える点が少々ウィークポイント。しかし、その楽曲のよさはピカイチ。作詞賞も同時受賞しており、楽曲で選ぶならこの曲でしょう。

いきものがかりの「ありがとう」って、ドラマ「ゲゲゲの女房」のオープニング曲ってことで、他の曲に比べて比較的注目度が高いのかな、程度の「注意」マークです。

芸能雑誌やらでは、EXILEのV3の可能性が取り上げられているのが少々心配です。正直、V3の価値はあるのだろうか? たしかにテレビでレギュラー番組をこなしていたり、業界に貢献してはいるのでしょうが、2年前と比較して人気はかなり落ち着いた印象があります。「大穴」マークを付けておきます。

大賞は、以上の4曲のうちどれかでしょう。

なお、新人賞は、

ICONIQ
菊地まどか
少女時代
スマイレージ

がノミネートしており、私の報道などに触れた印象では少女時代とスマイレージのどちらかかな? と思ってます。少女時代って、あまり聞いたことないですけど。

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