オリコン年間ランキングはAKB48と嵐がトップ10独占
これはもう、いろいろな意味ですごいです。トップ10のうち、嵐が6曲。AKB48が4曲。
シングルCDというジャンルにおいては、事務所というか、スタッフが戦略的にその販売に取り組むことにより売り上げを上げるしかないようですね。
嵐は、ジャニーズ系としてはいまやトップの人気を誇るグループ。そして、配信はもちろん、ネット露出を極端に避ける事務所方針により、CDをグッズとして購入するしかない状態です。
AKB48は本格的にブレイクしましたが、こちらはCD購入の特典が購買を煽る戦略になっています。ただ、それをしたって売れないものは売れない。最終的に結果に繋がったのは、AKB48に、本当に熱心なファンが多数いることの表れでしょう。
とはいえ、シングルの年間トップ10が2グループに占められているという状況は、チャートを見る側にしてはちょっと残念です。
やはり、アルバムランキングにも目を通すべきでしょうね。トップは嵐ですけど。
嵐以外のトップ10入りは、いきものがかりが2アイテム。ほか、西野カナ、FUNKY MONKEY BABYS、Mr.Children、安室奈美恵、東方神起、福山雅治、木村カエラでした。
いや、それにしても、ミリオンセラーに届いているのは、ランキングの上では嵐のみ、とは。
多くの人が、音楽は配信で、ということになっているのではないですかね? 私自身も、ここ5年ほど、音楽CDは購入した記憶がありません。書籍のおまけCDはよく扱いますけど。
本来は、配信サイトや、携帯電話ダウンロード(いわゆる着うたや着うたフル)のランキングなども見る必要があるのでしょうね。
インプレスAVウォッチ:各配信サイトが年間ランキングを発表。
日本レコード協会:着うたフル年間チャート(PDFファイル)
ダウンロードランキングを見ると、西野カナさんが、AKB48に負けないくらい、人気がブレイクしている様子がわかります。いや、むしろ勝ってるかも。
テレビなどの場合は、CS系も含めて、多くの音楽番組がシングルCD売り上げランキングを元に番組を作っている様子が伺え、それなりにシングルCDランキングの影響力は残るのでしょうが、嵐やAKB48のブームが落ち着き、CDが売れなくなってきたら、少なくともシングルCDというメディアは終焉に向かうと思います。
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