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3月11日の終わりに

もう、夜中に近い時間帯ですが、私としてはごく普通に、平穏に過ごしました。

1年前の14時26分から、いままでがあっという間でした。

未曽有の天災でした。東北太平洋沖で起こった、M9の地震、そしてそれに連動した数多くの地震が、被害をさらに大きいものにしました。

地震による死者よりも、その後の津波による死者のほうが多いはずです。テレビの速報を見ている間にも、予測される津波の高さがどんどん上がっていきました。

地震、そして津波に耐えられなかった原子力発電所が2機、爆発しました。3号機は明らかにキノコ雲でした。福島を中心に、日本の各地に放射能の塵を降らせました。ちなみに、私が住んでいる地域もホットスポットです。

急激な品不足、電力不足による輪番停電、夏場の節電、首相の交代。この辺りまでは、かなりめまぐるしかった記憶があります。

ただ、秋くらいからは、東北の津波エリア、福島の原発エリア以外の場所では、ある程度の日常を取り戻せている気がします。私の身の回りに関しては、まったく通常と変わらない生活をしています。今のところ、節電の意識さえ薄らいでます。

1年前のあの震災で感じたことは、とにかく次の1点です。

どんなにライフプランなど計画を立てて備えても、自然の脅威が牙を剥けばすべて無駄である。

私たちは、想像できる範囲でしか備えはできません。想像を超える範囲には無力です。リーマンショックやギリシャショックを事前に予測できないのと同じです。

ですから、できる範囲で、できることをコツコツやるしかないのです。

もちろん、できる範囲、できることを増やしていく努力も必要でしょう。

振り返ればこの1年、あまりFPに関する研究はしてきませんでした。わからないものに手を出さない、という逃げを打って、知っている範囲でアドバイスするだけです。ベーシックな部分はいつまでも変わりません。

収入を上げる。
支出を減らす。
運用して増やす。

以上の3つをすべてやり、着実に預貯金を含む財産を増やしていければ合格なんです。他人と比べちゃいけません。

311に、たいした被害もなく生き残ったのは本当にラッキーです。もしかしたら、今後もっとひどいことが起こるかもしれません。それは地震に限りませんが、予想できないことはとりあえずおいておいて、日々の生活を続けることにしたいと思います。

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