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不景気だからこそ資金計画、運用計画が必要

世の中、いつの間にか不景気になりました。しかし、日銀の金融緩和拡大報道により、直近の株価は上昇傾向です。

実は、株価は景気の「先行指標」です。景気の先行きを予測するために株価が使われます。だから、あらかじめ保有しておかなければいけないんです。

それにしても、消費税増税前に営業かけて売上をかさ上げし、増税後の消費マインドを冷えさせるという、同じ過ちを見事に何度も繰り返すんだな、と思うと、業者側にも消費者側にもがっかりです。

思い返すと、消費税が上がる前にリフォームしませんか? といった営業を何度も受けました。お金を使う時期を集中させたら、そりゃ後に使わない時期も集中するというものでしょう。

私は、今回は多少は歴史に学んだはずだと、消費税増税前の駆け込み需要と、消費税増税後の消費落ち込みは、もう少しなだらかになると予想してました。そんなことはまったくありませんでした。

それでも、明確に株価が下がっていたわけでもなかったため、正直、まだ好景気だと思ってました。

新宿や銀座などを定期的に歩き回ってみても、週末はもちろん、平日でもすごい混雑です。どこが不景気なんだ、と思ってましたが、実は観光客だ、という意見を聞いたときに合点しました。

先日の懇親会で終電を失い、仕方なくタクシーで帰宅しましたが、運転手にとてもありがたがられます。やはり明らかに、深夜にタクシーを使う人は減ってるそうです。どうりで簡単につかまるはずです。

近所の行き着け飲み屋も、客が少ない日が増えました。もともと最初から人が多い週末を避けてますが、早仕舞いする回数が増えているとママから聞きました。

やはり不景気なのでしょう。

それでも、私自身に不景気の実感がないのは、自身の運用資産がそれなりに良い成績を収めているからなのでしょう。

そして、予算管理をしっかりして、極力質素に勤め、生活費などで使うお金をコントロールしているからでしょう。

実際に好景気か不景気かは、人ごとに事情が異なります。働いている業界にもよりますし、景気に左右されずに急成長を遂げる企業にたまたま勤めているサラリーマンもいるでしょう。いずれにせよ、直近は無理だとしても、将来は景気などに左右されない資産基盤を作るのを目標に、資金計画、運用計画を立てていくべきでしょうね。


さて、巷では景気対策のためなのか、次回の10%への消費税増税時期の延期をするために、解散総選挙が行われると噂されています。まぁ、FBやTwitterなどでフォローさせていただいている国会議員さんの動向を見ると、ほぼ確実に解散総選挙をするかのような振る舞いです。

正直、突然すぎて唖然としています。いくら衆議院解散は首相の専決事項だとしても、争点のはずだった消費税増税延期が与野党一致してしまったら、解散して民意を問う必要もなくなりそうです。おそらく報道などの世論調査でも増税時期延期が多数派ですし。延期して景気回復すれば正直現在の政権でも問題ないですし。

本当に解散するのか、来週早々が見ものです。

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