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あまりに与党に楽観的な選挙情勢予測報道がなされて逆に心配になる

総選挙の期間も、残り1週間となっております。ここへきて、各報道の選挙情勢報道がちょっと信じがたいものになっています。

主な内容は、自民、公明、民主、共産の4党が議席数を伸ばす、というものです。

特に、自民党単独で全議席の3分の2に到達するかもしれない、という予想はかなりびっくりです。

そして、公明党はそつなく議席数を伸ばしている。

分裂騒ぎでかなり議席を減らした民主党も、解散時よりは議席を増やしそう。

そして、共産党は反自民の受け皿となり、議席倍増の可能性があるとのことです。

結果的に現段階で、自民公明の与党が議席の3分の2を得るのはかなり確率が高いように思えます。

ただ、報道されているとおりの結果になったとしても、正直自民党は心配です。あまりの議席獲得に各派閥が慢心し、またまた足の引っ張り合いが起こるかもしれないからです。

もっとも、その足の引っ張り合いを起こさぬように、安倍首相が先手を打って解散総選挙に打って出たのではないか、とも思えるのですが。

小泉元首相のときも、郵政民営化がなかなかうまく行かないところを見極めて解散を打って出て、郵政民営化反対の陣営を一掃して、政策を実現しました。

安倍首相も、今回、あのときの選挙を参考にしている気がします。

小泉さんと違うのは、おそらくですが、安倍さんは来年秋の自民党総裁選後も見据えている点でしょうか? そして、自分が政権を長く続けて、消費税議論を見届け、改憲議論などを進めたいのでは? と思います。

ですが、まだ投票前で、結果がわかりません。14日の20時までに世論が変わるようなことが起こらないとも限りません。事前の選挙情勢よりも、もっと緊張感のある選挙結果になるかもしれません。

行く末を見守りたいと思ってます。自分がどう思っていても、他の人が他の政党を選ぶかもしれませんので。

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