僕たち「40代オジサン」がカラオケで演歌を歌わないのは単に思い入れがないから
税理士山本憲明氏の「なぜ僕らは演歌を歌わないのか。」というブログ記事がFacebookに流れてきたので、カラオケ好きな私としても、思うところをブログにしてみたいと思います。
【参考リンク】
朝1分間 ひとり経営塾:なぜ僕らは演歌を歌わないのか。
これについて、いくつかのSNSに流したのですが、レスポンスももらえたのでその反響も踏まえて、書いてみます。
まずは山本氏の主張から。
山本氏のご両親は、40歳くらいのころにはすでに演歌が大好きで、カラオケなどでは演歌しか歌っていなかった。
それを見て、自分も40歳くらいになったら、演歌が好きになるのかな、と思ってたが、いっこうに演歌が好きにならない。カラオケでもラルクとか歌ったり聞いたりする。
自分たちは今後、演歌が好きになるのだろうか? 75歳くらいになったら、演歌を歌うようになるのだろうか?
今のカラオケ喫茶では、昼間に演歌が歌われている。30年後は何が歌われているのだろうか? その変化を自分の目で見てみたい。
思い切って「そもそも演歌とはなんぞや」みたいな話から始めると、ものすごい長い記事になっちゃいそうなので怖いです。
自分の記憶を振り返ると、幼稚園、小学校低学年くらいのころ、演歌歌手で人気が絶大だったのは、五木ひろし、森進一、くらいだったのかなと思います。が、当時の歌番組はすでにアイドル全盛でしたので、どちらかというと新御三家の西城秀樹、郷ひろみ、野口五郎のほうがなじみがありました。あとフィンガー5とか。女性なら山口百恵、桜田淳子とか。
小学校高学年くらいが、キャンディーズやピンクレディー全盛期。
ザ・ベストテンなどの歌番組で演歌がランクインすれば、それらはなじみの曲になりますが、ほとんどの歌手がそれっきり。
一気に飛んで、最近の演歌歌手といえば氷川きよしくらい。じゃ、それをカラオケで歌えるほど聞くのかというと、それほどテレビやラジオで流れるわけでもない。演歌歌手がテレビCMに出てるケースもありますが、それとタイアップして楽曲を売ろうという心意気も感じない。
途中を飛ばしてしまったので唐突ですけど、少なくとも自分がカラオケで演歌を歌わないのは「演歌に思い入れがない」ってことが、最大の原因です。
私たちの父親母親世代ってのは、逆に、演歌、昔の歌謡曲を小さいころから聞いていたから、思い入れがある、そいうことなのでしょう。
ただ、最初の「そもそも演歌とは」に話を戻すと、別に演歌ではないけれど、演歌っぽいものはけっこうあります。
もともと、歌謡曲は演歌からの派生です。ムード歌謡とか。
吉田拓郎はフォークのシンガーソングライターですけど、一時期は積極的に演歌歌手から楽曲を採用されてました。
先ほど演歌歌手として取り上げた、五木ひろしや森進一は、演歌にこだわらずいろんな曲を歌いますが、彼らが歌うと演歌になります。
数年前に坂本冬美さんがビリーバンバンの「また君に恋してる」をヒットさせましたが、フォークソングが見事に演歌っぽくなってます。
そして、SNSのレスポンスの中に、「サザンのTSUNAMIあたりは演歌っぽいですよね」とか、「坂本龍一が、「戦メリ」は演歌っぽいと自分で言ってる」みたいな話もありました。
要するに、私たちの両親くらいの年代の人たちが演歌として歌っている歌は、たしかにもう、私たちは歌わないのでしょう。演歌の代わりに、普通にヒットする歌謡曲、J-POPの中でもバラード系のもの、スローテンポなものを、歌うのだと思います。
そして、今、カラオケで演歌を歌っている人たちが徐々に何らかの理由で引退し、その代わりに私たちのような、演歌とは言えないほかの曲を歌う客が入れ替わりで増えていくんじゃないか、と思います。
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