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東日本大震災から4年が過ぎました

1日遅れですが、振り返ってみたいと思います。

ブログより:
2011年3月11日「人生最大の地震」
2011年3月23日「失われる「当たり前」」
2011年4月8日「日常が戻りつつある」

Twitterより:

翌日


そのほか、いろいろな記録を振り返ると、当時の記憶がまだ鮮明に思い出せます。

4年前の3月11日金曜日。当時から自宅作業が多かったのですが、当日は特に体調がすぐれず、寝室で休んでいました。

そして、14時46分ごろに地震が起きました。

自分が人生で感じたことのない大きな、そして長い揺れが、波状攻撃のように繰り返されました。なお、地元での最大震度は5弱だったそうです。

寝室には大きな本棚が2つあるのですが、ガラスの扉のついた比較的厚い木を使ったほうは地震対策をしていなかったため、そちらを押さえにかかりました。

その一方、もうひとつの本棚からは、本が雪崩を打って崩れてきました。

揺れが落ち着いて、すぐに知り合いに携帯電話でメール。そしてテレビをつけ、ネットで情報収集を始めました。

テレビでは、津波警報が発令されていました。自分の地方には影響ありませんでした。ただ、東北地方の警報が、時間が経つにつれ津波の高さが6m、10m、それ以上と、どんどん上がっていきました。

その間にも余震がありました。そして、テレビで流される津波の空撮映像。

だんだんと呆然としてきました。そんな感覚は2001年の911以来です。

一時、まったく繋がらなかった携帯電話が、徐々に繋がるようになって、家族とも連絡が取れるようになりました。

弟の無事を確認し、母親がパート先から徒歩で帰ってきて、父親からも徒歩で都内から自宅に向かっていることが確認できました。

そして、親戚縁者に東北そして太平洋岸の人がいなかったこともあり、身近には不幸な知らせはありませんでした。

しかし、そうも言っていられません。テレビでは刻々と東北の被害の状況、都内の交通のマヒの状況が知らされます。

ちなみに父親の帰宅は深夜になり、私が車で途中まで迎えに行きました。

そして、2011年3月11日以降、しばらくの間、いろいろなスケジュールが中止や延期になったり、電気に不自由したり、コンビニの品揃えがかなりさびしいものになる日々が、続くことになりました。

あの日以来、私はいろいろ考えました。

私はFPとして、お客様の将来を見据えてライフプラン、ファイナンシャルプランを提案する仕事をしていました。そして、必要に応じて保険商品や投信などの金融商品を案内することもしていました。

しかし、大自然がひとたび猛威を振るえば、人間なんてひとたまりもないのだし、将来のことを考えたプランなど吹き飛んでしまう、と思うようにもなりました。

もちろん、将来のことを考えるのは重要です。将来のことも考えつつ、今、自分ができることは何か、それをコツコツとやるしかいのではないか、そんな思いが強くなりました。

今後も毎年、しばらくの間、あの大震災を思い出すことになるのでしょう。その時も同じ事を言ってると思います。

自分のできることをコツコツとやる。それしかありません。

最後に、震災1年後のブログ:「3月11日の終わりに」

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