改めて、レポート、論文の書き方について考える
慶應義塾の通信課程での、レポートについて改めて考えます。
総合科目外国語、英語のレポートは、英文和訳とか和文英訳とか英文書き換えとか空白穴埋めなど、言われたことを言われたとおりに解答していけばよいものでした。
なので、大学の学問としてのレポート執筆は、英語以外の科目から本格化することになります。とにかく、レポートが書けるようにならなければ、単位取得への道が遠のいてしまいます。
オリエンテーションで、口すっぱくレポートとはどのようなものか、説明を受けたものの、自分がそれをできるかは別問題です。実際には手を動かし、頭を動かし、レポートを仕上げてみるしかないのでしょう。
では、レポートの書き方をどのように学ぶべきか?
まず、最初に読むべきなのは、テキストといっしょに届いた「通信教育課程学習のすすめ」の12~42ページと、「塾生ガイド2015」の77~91ページでしょう。
次に、上記で紹介されている、レポートや論文の書き方に関する本のうち、少なくとも1冊は手元においておくべきでしょう。以下、紹介していきます。
まずは、「通信教育課程学習のすすめ」18ページより。
澤田昭夫『論文の書き方』
木下是雄『レポートの組み立て方』 Kindle版もあります。
木下先生の本ではほかにも『理科系の作文技術』が有名ですね。
続いて、「塾生ガイド2015」の86ページより。
斉藤孝ほか『学術論文の技法 新訂版』
中村健一『論文執筆ルールブック』
↑これは絶版っぽいですね。
ジョセフ・ジバルディ『MLA英語論文の手引 第6版』
↑こちらも現在品切れで、中古本がインフレ中。
ウンベルト・エコ『論文作法 調査・研究・執筆の技術と手順』
河野哲也『レポート・論文の書き方入門 第3版』
↑当ブログではおなじみ。こちらが、私が願書提出のさいに参考にした本です。
櫻井雅夫『レポート・論文の書き方 上級改訂版』
三井宏隆『レポート・卒論のテーマの決め方』
三井先生のほかの本も良さそうです。特に、卒論が近づいたら必要になるかも、です。
さて、レポートに関して、特に大切なポイントは、大きく次の3つだ、と私は理解しています。
・与えられた課題で何が問われているのか、もしくは自分で何を問うのか、真剣に考える。
・我流を廃する。学問としての論文やレポートの書き方、構成を身につける。
・コピペ厳禁。他人の主張と自分の主張を明確に区別し、他人の主張には出展を明記し敬意を払う。
現段階では以上を踏まえつつ、参考書を読みながら、8月末締切を目標に、テキスト専門科目のレポート提出を目指すことにします。
8月のスクーリングと平行作業になりそうなのが心配ですね。
【追記】
そういえば、オリエンテーションで上枝美典教授が下記の本を紹介していました。念のため追加します。
戸田山和久『新版 論文の教室―レポートから卒論まで』 Kindle版あります。
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