V字回復とみるか、抵抗線までのリバウンドとみるか
なんかもう、あっという間に2000円も動いてびっくりです。
先月、たしか17000円台を一瞬割ったはずの日経平均が、10月の終値でただいま、19000円台に乗ってます。
もう少し詳しく分析してみますね。
以下、すべて日経平均が前提です(小数点以下省略)。
先月の9月29日の安値は、実は16901円まで行きました。終値では16930円です。
その翌日から株価はV字回復に向かいます。
そして、10月の最終営業日。30日の高値は19202円。終値は19083円でした。
捕らぬ狸の皮算用ですが、仮に9月29日の終値で買い、10月30日の終値で売っていれば、12.71%ものパフォーマンスです。たったの1か月で、です。
恐るべし、急落後の急上昇です。
ですが、ここで勘違いしてはいけないことがあります。投資する際に考えなければいけないのは、「今後どうなるのか」です。
私は、そして特に一般的にFPを学んだ人の多くはほぼ同様に同じことを言うはずです。「先のことはわかりません」と。
もちろん、楽観的にこのまま順調に株価を回復し、年内に改めて2万円を目指す、というシナリオもありでしょう。しかし、そこに至るまでには、チャートの教科書によく出てくる注意点がいくつかあります。
まず、現段階の株価は、まさに75日移動平均線とせめぎ合っている最中です。
そこを突破したとしても、19500円前後に、次は26週移動平均線が控えています。
つまり、今後、10月中のように順調に株価上昇で推移するとは考えにくいです。
もちろん、教科書通りにいかないのも相場です。
なので、多くの場合は、どったんばったん売ったり買ったりして忙しい思いをして結局損するよりも、腰を落ち着けてじっくりと見物していられるポジションで維持しておくほうが身のためなのです。
取れる範囲でリスクをとる。必要以上のリスクは取らない。ついでに、必要以上の手数料は支払わない。
そんな心構えで、運用に取り組むべきなのかな、と思ってます。
« 履修計画:10月試験より1週以上経過しました | トップページ | 市の胃がん検診キャンセルの顛末 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 人気商売はつらいよ(2025.04.15)
- 日常が淡々と謙虚であるからこそ、非日常が華やかに(2025.03.26)
- コロナ禍以降初めて風邪の症状を伴って体温が高くなった件の備忘録(2025.03.11)
- 大学時代の友人の墓参りをしてきました(2025.02.27)
- 株主優待を楽しむことに関する今後の思惑について(2025.02.13)
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- しばらくは石破内閣継続、そして今話題の年収の壁の件で思うこと(2024.11.14)
- アメリカ大統領選挙はトランプさん返り咲き(2024.11.09)
- 衆議院選挙が終わって思うこと(2024年10月31日現在)(2024.10.31)
- 2024年10月衆院選で思うこと(2024年10月21日時点)(2024.10.21)
- 大谷翔平選手の銀行口座が元通訳水原一平氏に好き勝手に使われていた件(2024.04.13)
「FPよもやま話:金融資産運用」カテゴリの記事
- 株主優待銘柄選択方法(2024.06.09)
- 【雑記】FIRE、もしくはフルリタイヤ生活に関して思うこと(2024.03.05)
- 【小ネタ】新NISA成長投資枠の使い方はもっと自由でかまわない(2024.01.26)
- 新NISAについての雑感~貯蓄から投資へは実現するのか?(2024.01.15)
- 株主優待のみで年に100回も映画を見ることがあまりうらやましいと思えない理由(2024.01.09)