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マイナス金利政策に突入したことで下落相場からの脱出なるか?

2016年の1月から、株式相場は大荒れになりました。

前年末日、19033円で終わった日経平均は、年明けから下落をはじめ、大発会より6日連続下落を記録しました。これは、日経平均の発表が始まって以来の新記録だったそうです。

その後も、どちらかと言えば下落傾向が続き、たったの3週間ほどの1月21日に16017円という、年初来安値を付けました。

3000円以上も下げてしまったのです。

その安値が目先の底であったことは、誰が想像したのでしょうか? 正直びっくりな展開です。

翌日の1月22日、前日比なんと941円も上がって、終値16958円。

その後は一進一退。17000円台を挟んで株価が上下しました。

そして、今月最終営業日は、日銀の金融政策決定会合による「マイナス金利導入による3次元緩和」のニュースによりさらに大荒れの展開となり、今月終値は結局17518円となりました。

1か月の間に、3000円下落したのちに、半値の1500円を戻したことになります。すごすぎです。

日々売買を行うトレーダーにとっては、とても忙しく、神経を使う1か月だったのではないかと思われます。

ロングホールドのアセットアロケーション派の人も、日々株価を追っていた人は、ヒヤヒヤしていたでしょう。

チャートを観察すると、週足ベースでは、13週、26周、52周の各移動平均線が、短期線から順に下から並んでおり、完全に下落基調の逆張り相場になってます。目先に18000円台があったとしても、そこから上に行くためのきっかけがあるのかが不透明です。

金曜日の、日銀金融政策決定会合の、マイナス金利のサプライズが、そのきっかけになってくれたのかは、もう少し様子を見ないとわかりません。

それよりも、政策金利がマイナスになったことによる影響が心配です。

すでに、大和証券系のダイワMMFなど債券系の投資信託が、新規購入を停止しています。

中国をはじめとする新興国の景気減速や、原油安から連想される相場環境の悪化により、世界的に株安だったはずですが、それを日本のマイナス金利によって食い止めることができるのか、見ものです。

アセットアロケーションを続ける立場としては、現金および国内債券の比率を多めにしていたのを今後どうするか、再考せねばならないとも感じています。

20160130n225

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