月末をまたいだ週末の恒例にしたい株価に関するお話:2016年3月
3月末日を過ぎ、世の中は新年度スタートを迎えております。
日経平均、大幅続落 終値594円安の1万6164円 https://t.co/xIvMFeKx4a
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) 2016年4月1日
日経平均は上記の通り、16100円台で推移しているという状況です。もう少し詳しく見ていきます。
日経平均は、3月に入ってすぐ、4連騰を記録しました。これをもって、リスクオン相場か! と色めきだつ論調が一時盛り上がりました。それに水を差すつもりで、私は3月6日付で、悲観論をブログにしました。
3月2週目以降は、16400円台~17200円台を推移し、強気でいいのか弱気なのか、よくわからない状況が続きました。
そして、3月末日期末の権利落ちを経て、年度末を過ぎ、4月に入ったとたんに、一気に約600円ものマイナスを記録し、3月中のレンジ幅下限を一気に割り込んで、16164円で終わった、というのが1日の状況です。
エイプリルフールであってほしい、そんな下げに思えた人も多かったようです。
現状ですが、2月末以来から続く逆張り相場には変更ありません。週足で見た時に、52週、26週、13週の各移動平均線が上から順に並び、現在株価がその下に位置する状況です。
その、13週移動平均線と、実際の株価がほぼ同様にせめぎ合い、上抜けられるか絶妙な状況だったのが、3月中旬以降の様子です。13週移動平均線はついに16699円となり、なんとか現在値が上抜けしそうに思えたのが、4月1日の急落で改めて下抜けてしまいました。
今後も、各移動平均線が徐々に下がりつつ、現在値と13週移動平均線とのせめぎあいが続きそうです。
4月に入って、あらゆる食材、調味料などの値上げがアナウンスされており、いよいよインフレを実感するかもしれないという状況になりつつあります。各企業が値上げに踏み切り、うまく売り上げを伸ばし、それを従業員の給料に転嫁できるのであれば問題ないはずです。
ですが、株価はどちらかといえば、景気の先行指標であり、つまり先行きを占う指標です。先行きの悲観が、どうしても株価が上昇に向かわせない状況を作っている可能性もあります。
アベノミクスの上昇相場が始まって3年を過ぎ、これまでにも小さい上下を繰り返してここまで来たのですが、もう少し大きい下落が起こり、明確な経済政策が見えてこないことには、新たな上昇相場にならないのではないか?
参議院選挙が終了し、当面の政治の方向性が見えてくるまでは、なかなかはっきりしない相場環境になりそうな状況だと思います。
とはいえ、毎月数万円程度をインデックス投資信託などに積み立て投資をしているのならば、株価の上下をほとんど気にせず、とにかく続けることのほうが重要でしょう。
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