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オリコンがランキングを改革! CD売り上げのみからの脱却へ

少々古い記事ですが。

オリコンがいよいよ、CD売り上げのみのランキングから、そのほかの要素を加味したランキングへと舵を切るようです。

正直、遅すぎると感じますが、やっとこれでAKB48やジャニーズのみが年間ランキングの上位に並ぶ、という現象がなくなることになりそうです。

そして、CD売り上げに対して、何を追加するのかに関しては、オリコンらしい判断がなされるようです。

同社は昨年から、iTunesなどでのダウンロード数を集計した週間ランキングの発表を始めているが、複合ランキングは、CDの売り上げにこれらの値を加味したものが基本になる見通しだ。対象は「シングル」「アルバム」の2部門で調整中という。

小池社長は「アップルミュージックやスポティファイなど近年利用者が増えている定額制音楽配信サービス(インターネット上の聴き放題サービス)での曲の再生回数も加味する方向だ」とも話し、週間での発表を検討している。

複合化を巡っては、2008年に日本に上陸した米ビルボードの日本版チャートが、CDやダウンロード、ラジオの放送回数やユーチューブの再生回数などを合算して現在提供している。オリコンは対価を払って音楽を聴く層の動向を重視するとみられる。

(河村能宏、「オリコンがランキング改革 CD売り上げでは流行追えず」、『朝日新聞』、2018年1月30日掲載、オンライン、 https://digital.asahi.com/articles/ASL1T7HQJL1TUCVL02L.html 、2018年2月17日アクセス)

この、対価を払って音楽を聴く層の動向、というのがカギであり、重要な点だと思いました。

テレビで見てるだけ、Youtubeなど動画サイトで見てるだけのファンではなく、ちゃんと音楽にお金を使う人の動向を調査する。

これまでは、音楽にお金を使う人の定義が、CDを買う人、のみでした。それに、iTunesなど音楽データを買う人、スポッティファイなど定額音楽サービスを利用する人まで含まれることになる。

また、この記事を通して、改めて、オリコンがなぜビルボードのような総合音楽ランキングを作らなかったのかが、改めて理解できました。

対価を払って音楽を聴く層、そこにこだわったうえで、それを追究する、ということです。

新しいランキングは、今年の秋ごろをめどにスタートするそうです。だとすると、年間ランキングでしっかり反映されるのは2019年版からになる。

この年は新年号に切り替わる年で、まさに新生オリコンランキングには、結果的にふさわしいタイミングかもしれません。

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