高卒採用を27年ぶりに再開する静岡銀行のお話
先日、静岡銀行が条件付きで高卒採用を再開する、とうニュース記事が出ました。
静岡県内の高校を卒業し、大学の夜間コースまたは通信制大学に進学することが条件。受験料や学費は銀行が全額負担。静岡銀行が、1994年入行者を最後に取りやめていた高卒採用を27年ぶりに復活します。https://t.co/irEHQT5xP6
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) January 27, 2020
実は、成人年齢が18歳になる法案が可決された際に、大企業が高卒採用して、教育の面倒を見るというようなことを始めるのではないかな、みたいな予感はありました。
18歳成人が法案通りましたが。
— 松本 勝晴 (@k_matsumoto) May 31, 2018
自分が大企業経営者なら、高卒成人の採用を重視し、実務はバイト並みにして社内で大学教育相当を施すみたいなことしたい。
教育部分は通信制大学を強く推奨するとか。で、仕事と両立して25歳までに卒業できたら幹部候補生に格上げ、みたいな。
静岡銀行のケースについて、もう少し詳しく見ていきます。
日本経済新聞の記事によりますと、高卒採用の条件として、静岡県内の高校を卒業し、夜間大学もしくは通信制大学へ進学する必要があるとのことです。そのさいの学費も会社持ち、というのはすばらしい施策です。
この場合、進学先としては慶應通信もあり得るのかな、と思いました。ただ、その場合、普通課程4年で卒業できるかどうかかなり厳しい状況かもしれません。他の卒業率の高い通信制大学や、放送大学が現実的なのかもしれません。
ちなみに、慶應通信の科目試験の試験地としては、静岡県内で受験できるのは今のところ年1回です。ここも、慶應通信を押すのにちょっと弱い点でもあります。ただし、静岡銀行の会長は、現在、慶應出身者のようなので(『慶應三田会』、ダイヤモンド社、2018、p.124)、もしかしたらいろいろ動きがあるかもしれません。
実際の採用に関しては今後行われるそうで、実現するのか、他社でも追随するのか、など、注目したいところです。
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