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パンデミックによる経済停滞がやっぱり心配だ

新型コロナウイルスのパンデミックによる経済停滞が深刻化しています。

元々、サウジアラビアとロシアがゴタゴタしてしまい、原油相場が下落傾向でしたが、ここへきて新型コロナ禍による需要減により、原油価格が21年ぶり安値を付けているとのことです。

21年ぶりの安値ということは、原油は、今世紀最安値であるということです。半年前から比べれば信じられない水準です。

原油だけではありません。

中国では、2020年1~3月期のGDPは、統計公表開始以来初のマイナス成長となったそうです。

アメリカでは、4週間で新規失業保険申請件数が2000万件を突破したそうです。

いずれも、新型コロナ禍による、経済停滞、行動制限の影響です。

とんでもないことになってきましたが、多少の明るい材料もあります。

欧米の新規感染判明数が、そろそろ頭打ちの傾向を見せてきた点です。

NHKによりますと、全世界での新型コロナ感染判明数は4月20日午前4時現在で237万5443人。新型コロナが原因と推察される死者数は16万3372人だそうです。

これは、累計の数字ですが、1日あたりの数字は、徐々に頭打ちの傾向を見せているのです。

日本の状況はいかがでしょう。

これもNHKによると、4月20日午前10時半現在で、新型コロナ感染判明数は1万807人、死亡者数は238人です。

そして、1日の感染者数を日本に関してはもう少し詳しく見ると、これもNHKで確認しますが、4月11日に719人だったのが、以降、これを上回る日がありません。

政府の対策会議で、法律に基づく緊急事態宣言が行われたのが、4月7日です。以来、日本国内ではできうるかぎりの自粛が行われています。

今日はすでに4月20日ですから、2週間が経過しました。いよいよ、自粛の効果が本格的に数字になって表れるはずの時期になっています。

私としては、4月11日以降、いつ、1日1000人もの感染判明を記録してもおかしくないな、と当時は感じていました。しかし、このまま自粛の効果を発揮し、明確に感染確認数が減ってくるなら、すごいことだと思います。

ただ、重症者が亡くなるケースが、1日あたり10人台を維持しているのが気になります。

今後は、感染確認者のうち、無症状の人や軽症の人を安全に隔離する対策を施したうえで、少しずつ自粛を緩めることができればいいなという、淡い期待をしています。

明日以降のニュースにも注目です。

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