合格率5割の人の科目試験戦略について
慶應通信では、通常、テキスト科目の単位を取るためには、レポートの合格と、科目試験の合格が必要です。
レポートでは、問いに対してしっかりと論述できているかを、科目試験では、問題に対して短時間でまとめられるかを、そんな力を試されているように思います。
過去に科目試験6回受験した科目が2つ、4回が1つ、3回が1つあることに関してロングツイートしようとして、こりゃブログだろと思って全部コピペしてブログのエディタに貼り直してみたら、とても読めたものでなかった。
— 松本 勝晴 (@k_matsumoto) May 28, 2020
Twitterとブログって、やっぱり違いますね(>_<💦
私は、レポートに関しては、のべ提出本数36本に対して合格は26本。合格率は72.2%でした。
一方、科目試験においては、のべ受験回数42回に対して合格21回。合格率は50%でした。
今回は、科目試験合格率が5割でも、なんとかなるというお話です。
先ほどのレポート合格率72.2%、試験合格率50%を見ると、レポートのほうが得意なのか? と勘違いしそうです。実は、レポートを仕上げるほうが苦しく、科目試験は合格できませんでしたがスケジュールごとに頑張るのが快感にも感じていました。
レポートの苦手意識の原因は、ひとえに1本当たりの執筆期間が、資料集めを含めて約1か月ほどかかっていたことです。そのような時間のかかる、根を詰めた作業をするよりは、試験日に、1時間、科目試験の出題に取り組むための準備をする方が楽しかったです。
もちろん、楽しく思えるためには、いずれは合格するという確信に変わるほどの準備が必要でした。
実は、科目試験を3回以上受験した科目が4つありました。それらはすべて、評価Cでした。
東洋史概説Ⅰ、西洋哲学史Ⅱの2科目は、科目試験を6回経験しました。また、史学概論は4回の受験ですが、期間としては6回分の日時を費やしました。西洋哲学史Ⅰは科目試験は3回の受験で合格しましたが、その後レポートでさらに1年以上苦しむことになりました。
以上のように、科目試験は確かに合格率5割になるにふさわしい難行苦行でしたが、それをどうやって乗り越えたのでしょうか。
当然、試験前には、テキストは一通り読み直しました。レポート執筆の時に1回目は読み終わっているので、試験前の2回目は多少楽に読めます。科目試験に不合格になれば、次のときにまた読みます。読むごとに早く読み終わるようになります。
このように、繰り返し、しつこくテキストを読むようにしていました。
それでも、準備不足で、実際の科目試験でなかなかうまく書けませんでした。特に初めて白紙解答を経験したときはショックでした。そこで、教科書を読むことと並行して、次はもっと良い解答を書けるようになろうと、アウトプットを意識した対策を並行するようにしました。
出題者は、1時間の間に、どのような内容を書き上げることを期待しているのだろうか? そんなことを考えながら、テキストを読み、大学正式な補助教材の過去問題集で出題を分析し、アウトプットする練習をしました。
試験が不合格になったものは当然ですが、新たに科目試験にチャレンジする科目も並行して同様に対策をしました。それらを3カ月おきに続けるのです。徐々に合格率も、試験の成績も上がっていきました。
1~2回で合格する科目も出てくる一方、長らく合格できない科目も残ります。そんなときは、前回以前の解答を思い出し、あれがダメだったのなら次はこう書こう、みたいなことを考えるようにしました。
また、物理的に執筆量を要求される科目試験もあり、その対策としては早く書く練習もしました。
毎回のレポート締め切り後の、科目試験までの1ヵ月ほどは、そのたびにテキストを読み返し、過去問題集を確認し、アウトプットのシミュレーションを続けました。そして、試験当日になったら、腹をくくって、その場でできる最大限を解答用紙にぶつけました。
最終的には、それら対策を続けたことにより、運を引き寄せて科目試験合格を勝ち取ったのかな、と思いました。
以上のように、私の場合はとにかく泥臭く、高評価など期待せず、評価Cでも合格すればOK、という気持ちで取り組んでました。そもそも2015年春入学の私には、GPA制度は無関係です。
スマートに合格したい、早く卒業したい人にとっては参考にならない話でしょう。
私が取り組んだ方法は、時間をかけてもいいから卒業したい、という人向けの方法です。目標の卒業年数があり、数年程度の下方修正が可能なスケジュールが組める人は、こんなやり方で科目試験に取り組むのもあり、なのではないかなと思います。
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