あだ名を使うと体罰を受けていた
NHKのサイトに,あだ名っていいよね,的な記事が掲載されていました。その中で,最近の子供たちは,あだ名をあまり使わない,その理由は,学校で「友達はさん付けで呼びましょう」と指導されているからで,残念だ,という趣旨でした。
子どもはもう使わない?「あだ名」のメリット生かすには… #あだ名禁止 https://t.co/DcY4H6VVhF
— NHKニュース (@nhk_news) October 28, 2020
上記の記事がバズッって,私もTwitterで簡単にコメントしましたが,書き足りなかった部分をちょっと補いたいと思います。
私は,あだ名禁止に賛成です。
あだ名に関する私の経験。
— 松本 勝晴 (@k_matsumoto) October 28, 2020
小学校3年時の,当時の体罰教師があだ名禁止教師でした。前年まで高学年担当だったのを転勤で受け持った低学年わがクラスを同じ方針で指導した模様。
当時のトラウマがあるので,自分でハンドルネーム作るときは名前由来か本名ってことになりました。
私は松本なのでまっちゃん。勝晴なのでかっちゃん,というのが定番のあだ名でした。ただ,当時,45年くらい前のこの時の小学校担任教師が,あだ名禁止の教師でした。ツイートで言及した通り,体罰教師だったので,破ると体罰で矯正されました。
元々は高学年を主に指導していた教師であり,私たちがまだ低学年と言える3年生のとき,低学年を初めて指導するという話でした。いずれにせよ,当時はまだ体罰が当たり前の時代ですが,その中でもひどいほうに入る体罰教師でした。
まっちゃん,かっちゃんのような,名前由来のあだ名ならば,私も許容しますが,この,小学校3年時の指導がトラウマとなり,人の名前はちゃんとした名前で呼ぼうという心がけが,体にしみこんだのではないかと思います。
実際,あだ名ってのは身体的特徴の揶揄であったり,相手を下に見る効果があると思いますよ。
— 松本 勝晴 (@k_matsumoto) October 28, 2020
本人公認でそう呼んでほしい場合を除いて,あだ名禁止は妥当かな。
あだ名をつける側は,要するに名前を正確に覚えるのが面倒,というのが根底にあると思います。名前をないがしろにするというのは,すなわち相手を下に見ているということです。
また,容姿や,普段の言動の特徴的な部分,名前由来でも苗字の最後の文字が「バ」のときに「カ」をつけ足してあだ名にするとか。
ヘタレな,弱っちい漫画のキャラクターに似ているからとその名前で呼ぶとか。以上の複合技とか。
あだ名賛成派は,あだ名で呼び合えば仲良くなれるから,みたいなことを言うと思います。NHKの記事も基本はそのような考え方がベースのようです。私は逆だと思います。仲良くなるためにあだ名を使うのではなく,仲良くなってからあだ名をつかってもいい,だと思います。
私自身を振り返っても,私に変なあだ名をつけて呼んでいた人は,その後結局は友達と呼べる関係にはなれませんでした。例外は何人かいますけど。
やはり,お互いを大事に思うのであれば,お互いが気分良くなるよう,呼ばれたい名前,呼ぶべき名前で呼ぶべきでしょうね。
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