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オリンピックをやめる理由はいくらでもあるがやる方法を考え抜くことは重要

東京オリンピック&パラリンピック(以下東京オリパラ),どうなってしまうのでしょうね。

1月22日に,英国のタイムズより,日本政府が東京オリパラの中止を非公式に決定し,そのために動き始めている,かのような報道がなされました。

その後,政府や東京都はこの報道を否定しました。ただ,多くの人が上記のニュースが出たときに,やっぱりね,とか,仕方ないよね,とか,思ってしまったのではないか,と感じます。

産経新聞&FNNの世論調査によりますと,中止やむなしが過半数を超えていて,感染対策を徹底して予定通り開催できると考えているのは,たったの11.3%です。

正直にいいまして,私も現段階では,東京オリパラが中止という判断になっても仕方がない,と考えてます。日本国内の感染状況は欧米に比べるとましな状況ですが,このましな状況でも医療が緊迫しており,実際に入院できずに亡くなっている人々が出始めていることを考えれば,半年後のビッグイベントが開催できるという想像は働きません。

ですが,その一方で,こんな状況だとしても東京オリパラ開催に執念を燃やしている人たちがおり,淡々と開催に向けて業務を進めている人々もいます。

IOCのバッハ会長は,現段階で東京オリパラの開催について,IOCとして安全ではないとは考えていない,危険であれば開催を目指さない,としました。根拠は,現段階でも世界各地で大規模なスポーツ大会が開催できているから,ということです。

日本政府も,観客をどうするか,という点で動きがありました。

最悪無観客もありうるでしょうが,国内在住者だけでも観客を入れようというアイディアです。

少なくとも,去年3月下旬の段階で中止を決めていたなら,今,こんなに東京オリパラ開催に苦しまず,新型コロナ感染症対策にもっと専念できたのでは,という思いもあります。

しかし,新型コロナ感染症の流行から2年目を迎えるにあたり,その治療方針の確立,ワクチンや治療薬の研究,感染対策の知見が積みあがっており,状況が違います。たしかに2月を迎えようという現段階,北半球が冬で感染が爆発している状況ですが,ここから今後,感染が収まり状況が好転していくことを見越し,東京オリパラを開催する前提で物ごとを進めよう,というのは,まさに政治決断でしょう。

この1~2か月が正念場でしょう。去年は3月24日に延期が発表されています。それまでに,正式にどうなるか決めるのでしょう。そして関係者は,中止やむなしとあきらめるのではなく,開催できる方法を考え抜くのでしょう。

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