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結婚が重要でない時代に何を相手に求めて結婚するのか

恋愛結婚する人は25歳までに相手と出会ってる、という記事が目に留まりました。

全体的には身も蓋もない話です。若いうちに出会って、30歳までに結婚しないと、その後、結婚できる可能性がどんどん下がっていってしまうようです。

また、確率的に恋愛結婚できるぎりぎりの年齢も算出されており、男性は37歳までに、女性は35歳までに恋愛相手と出会っていないと恋愛結婚できない、ということです。

独身のまま40代に突入してしまったなら、もうその人は生涯独身のままでいる可能性が高いのではないか、と思えます。

もっとも、現代において、配偶者がいないことによる不便は、子育てができないことくらいではないか、とも思えます。

メリット、デメリットで論じたくないとも思いますが、結婚にあまりメリットを感じない時代です。

結婚するということは、お互いの生活を協力して行うということです。昭和の時代の結婚では、世帯主が稼ぎ、配偶者が家計を守ったり家事子育てをするという分業体制が成り立っていました。しかし、昭和末期に男女雇用機会均等法が施行され、平成以降、世帯主配偶者関係なくともに外に仕事にでることが当たり前になると、協力して生活するメリットが下がっていったように思います。

収入があり、自分で自由に使えるお金で、自分だけで生活できるのなら、他人と協力する必要はありません。

むしろ、料理や掃除や洗濯や買物などを他人に任せたい場合、パートナーに専業で任せるよりも外注したり自動化機器にまかせるほうがクオリティが高く安価です。

なので、パートナーに求めるものは、それらをしなくても癒しが得られるとか、心地よくいっしょに時間つぶしができるとか、ということになります。

それは相手にとっても同様であり、その部分で譲れないとか、どうしても気が合わないとなれば、相手はいらないということになってしまいます。

以上のように、ひとりでもいいや、と思える環境であり、結婚する人が今後どんどん減っていくと予測できる現状において、少子高齢化をどうしようかその対策を考えるときには、明らかに結婚する人が減っているから子供が増えないのであるから、子育てのメリットを強調し、子育てするためには結婚していた方がいい、という流れにもっていく政策が必要なのではないかと思います。

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