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久しぶりに投資の話

当ブログは、もともとはFP(ファイナンシャルプランナー)を志していた者のブログでした。その一環として投資に関する話題も提供していました。しばらく学業重視であったため、かなりさかのぼらないと投資の話題が出てこないのが実情ですけど。

今後、当ブログはFP(フリーランスプロフェッション、もしくはフリーピープル)としてのブログにしていこうと考えています。そうすると、投資に関する話題はどうするべきだろうか、と考えてしまいます。

FP(ファイナンシャルプランナー)としてならば、教科書にのっとった、堅い運用方法に関する話題が中心になります。

FP(フリーランスプロフェッション)としてならば、教科書に飽き足らず、自身の経験に基づいた、もっと自由な話題を提供できるように思います。

ただし、実際に私がやっている資産運用のベースは、FP(ファイナンシャルプランナー)として学んできた内容がベースになっており、その意味ではかなり堅い運用方法が身についてしまっています。

今回は、現状ベターであろう金融資産運用について、改めて述べてみたいと思います。

私自身の金融資産運用法ですが、過去20年ほど大きく変わっていません。

FP資格取得のために、もしくは当時にもてはやされた株雑誌や書籍などで学んだ内容に基づいて、運用しています。すなわち、

・国際分散投資(アセットアロケーション)
・長期投資
・高配当&優待個別株

以上がベースの運用方法となってます。

アセットアロケーションは、突き詰めればリターンのコントロールは不可能だが、リスクのコントロールは債券と株式の比率によって可能である、という理論です。例えば、資産全体で年利1%を期待するとき、利回り0%の無リスク資産を90%、利回り10%のリスク資産の比率を10%にすれば、全体では利回り1%以上を期待できます。ただし、リターンのコントロールは不可能なので、実際に年利1%が得られるかはわかりません。

長期投資ですが、これは厳密には手数料節約投資です。金融商品には通常、販売手数料や売買手数料がかかります。これらを節約できれば、節約できた分運用パフォーマンスが上がるという理屈です。また、投資信託の場合は信託報酬も見逃せません。毎日少しずつ、証券会社、運用会社などに支払われています。この手数料を計算してみて、その範囲内で自分で個別株をトレードすればいいのではないか、と思うこともあります。

で、実際に個別株で運用することにもしました。国際分散投資では、国内株式、国内債券(日本に住む人の場合はここは日本株、日本国債になります)、そして海外株式、海外債券、さらに好みに応じてREITなどその他アセットを加えるのがセオリーです。各アセットにインデックス系投資信託やETFを当てはめるのがコア戦略です。私自身は、国内株式を個別銘柄で運用しており、これがサテライト戦略となります。

これがコア&サテライト戦略となります。コア戦略はあまり手間をかけていません。サテライト戦略のほうが、手間がかかります。

資産運用で難しいのは、実は、自分が思った通りに売買することです。どうしても有利な場面で売買したくなりますが、もっと高いところで売りたい、もっと安いところで買いたいを突き詰めすぎるのは、精神衛生上あまりよくありません。そこで、特に売却に関しては株価で決めるのをやめました。つまり、個別株を売却するのは、個別銘柄がゼロ配当になるなど、明らかに期待が外れた時と、相対的に配当などが高く、それを買うために配当利回りが低い銘柄を売るとき、としました。

売る場面を限定すると、基本的には良い銘柄があれば買いたいので、無リスク資産ポジションがどんどん減っていきます。無リスク資産からあらかじめ生活費および生活防衛資金を分けておき、その最低限の基準を割らないよう注意しました。そして、無リスク資産への資金の追加ですが、一般のサラリーマンであれば給料の一部を入れていけばいいのですが、不安定な個人事業では配当や分配金を回すしかありません。これが、個別株を買う際に配当利回りを意識している理由ですし、実はほかのアセット、海外株式、海外債券のETFを選ぶ際にも高分配の銘柄を意識する理由です。

以上が、私が実際に行っている、国際分散投資による長期投資の戦略です。そして、キャッシュを確保するための高配当個別株および高分配ETFです。優待銘柄はおまけです。

全体的に奥歯にものが挟まった感じの物言いというか、おおざっぱな話にとどめますが、金融資産運用はあまり難しく考える必要ないのだ、ってことが伝わればと思います。

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