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ウィル・スミス平手打ち事件についての雑感

3月27日に行われたアメリカのアカデミー賞において、ショーの最中にウィル・スミスがクリス・ロックを平手打ちしたという事件が起きました。

これに関して、その後いろいろありましたので、記録に残しておこうと思います。

事件の経緯は、報道で知る限りおおよそ次のとおりです。

ウィル・スミスは、自身がアカデミー賞主演男優賞の候補として、アカデミー賞授賞式の会場にいました。

そして、クリス・ロック氏が部門賞のどれかのプレゼンターとして登場したとき、ウィル・スミス氏の奥さんジェイダ・ピンケット・スミスの頭髪についてのジョークを話した。

それについて怒ったウィル・スミスが、クリス・ロックに平手打ちをして黙らせようとした。

当日の経緯は以上です。

その後、ウィル・スミスの平手打ちは、暴力として大問題となりました。

ジェイダ・ピンケット・スミスの頭髪は、病気によるものであり、もしクリス・ロックがそれを知ってジョークにしたのならそちらも問題である、という論調もありました。

ウィル・スミスは、平手打ちはやりすぎた行為であり謝罪しました。自身はアカデミーを退会し、処分を受ける、という姿勢を見せました。

当初は4月18日ごろに処分が決まる予定でしたが、先ほど、その処分が決まったようです。

これで、ウィル・スミスは、今後10年は、どんなに素晴らしい映画を作ってそこに出演しても、アカデミー賞は受賞できないし授賞式にかかわれないということになります。

一方、ウィル・スミスを怒らせた側のクリス・ロックはどうなったかというと、現段階では何もないようです。ジョークが事前に許可された内容ならばそれで問題なしということなのかもしれません。

この、処分の違いに関して、SNSなどをざっと見る限り、ウィル・スミスに厳しすぎ、クリス・ロックに甘すぎるという論調があります。特に日本語圏では顕著のようですし、私自身もそれは少し感じています。

この、ウィル・スミスが自分の奥さんの悪態をつく言動をしたクリス・ロックに対して平手打ちしてしまい、ウィル・スミスのみに罰が下ったことに反感を感じることに関して、一部に忠臣蔵を思い出す人もいるようです。たしかにあの構図です。

さて、今回の件は処分が下ったので、この後、ウィル・スミス、クリス・ロックが新たに何かを語らない限り、話題としては一段落するのでしょう。

今回の件を見て、言うだけなら何でもOK、暴力さえ振るわなければよい、みたいな曲解が大きくならなければよいと思います。見た目を揶揄すること、見た目で差別することも、言葉の暴力だと考えられ、できる限り振るわないほうがいいもののはずだからです。

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