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新型コロナの死者数3万人突破は多いのか?

ニュースとしては5月13日の古いものですが、ついに日本での新型コロナ感染者のうち死者数が3万人を超えたそうです。

上記はトータルの話ですが、2022年に限った話をすると、4月7日までの約3か月で1万人を超えてました。

なぜにこれほど増えたのかといえば、単に新型コロナの感染者が桁違いに増えてしまったがために、亡くなる方も増えてしまった、というのが実情でしょうね。

NHKの新型コロナのサイトから算出する限りでは、死亡者数が3ケタになるのが日常だった2月~3月の2か月だけで、9309人の方が亡くなっています。

ですが、さすがに4月以降に感染者の減少とともに、死亡者も減少し、直近の1か月(2022年4月16日~5月15日)の死者数は1111人だそうです。

もう少し細かい話をします。2021年の年間感染者数は149万7520人だったのに対して、死者数は14901人でした。死者数の割合は0.995%です。

2022年1月1日以降の感染者数は、なんと664万9764人です。2021年と同様にこの1%がもし亡くなっていれば、6万人もの犠牲者が出ていたことになります。現実には、2022年1月1日以降の新型コロナに感染した死亡者数は、11672人です。死者数の割合は0.175%です。

2022年年末までの感染者合計は、2021年の10倍を超えるかもしれませんが、感染者のうち亡くなる人の割合はおおよそ5分の1になってます。

これほどまでに死者数が少なくなるのは、ワクチンがある程度行き届いていることと、日々の感染対策のたまものでしょう。

たしかに、新型コロナは、新型以前の風邪ではなく、インフルエンザでもないという意見も一理あります。感染した際の治療方法が異なるでしょうし、後遺症も心配です。

ですが、データの上では、新型コロナでは簡単には亡くならない病気になったのではないかとも思えます。

今後、まだ流行が続くのでしょうが、共存することを前提に、いろいろなことを緩和する段階に入るのではないかと思います。

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