« 成人の日に、改めて18歳成人と20歳の集いを考える | トップページ | ちょっと遅れましたが年末音楽番組雑感 »

風呂なし物件を選ぶ若者がいたっていいじゃないか当人が幸せならば

ここ数日、風呂なし物件に住む若者が話題になってます。これについて、いろいろ思うことを残しておこうと思います。

ここ数週間ほど、風呂なし物件に住む若者についての話題がSNSなどネットをにぎわしています。

きっかけは日経新聞。仕掛け人は銭湯の有効活用を啓蒙するWebサイトだったり、銭湯を利用するのに便利な賃貸物件を紹介するWebサイトだったりするようです。

ぶっちゃけ、日経の記事は上記各サイトの宣伝記事のような香りがしないでもなかったのですが、この「いまの若者は率先して風呂なし物件を選んで人生を楽しんでいる」ふうな内容に対して「そんなわけないだろ給料が低いから風呂なし物件しか選べないんだろ」みたいな感じで多くの人が持論を展開しています。

ついにはテレビまで取材に動いてしまった、そのおかげで定期的に蒸し返されてるという状況になってます。

とりあえず、風呂なし物件に若者が済むことに関して、私がツイートしたのは以下のとおりです。

私自身もはるか昔、自分が幼い小学校2年生の2学期までは、都内の自宅(賃貸)が風呂なし物件であったため、銭湯通いをしてました。半世紀近く前の話です。両親の都合により都外(戸建て)に引っ越してからは自宅に風呂があったため、銭湯へは行かなくなりましたし、自宅に風呂があるほうが圧倒的に便利であるという実感があります。

本来はその便利さを考えると、風呂なし物件はありえないですね。しかし、東京銭湯ふ動産の鹿島氏がテレビ朝日の取材で語ったところによると「経済的に大変だから、風呂なししか選べない人は、ほとんどいない。固定費を抑えられるなら、風呂なしでも住めるかも。そうしたら、自分の好きなものにお金使えるし、株とか貯蓄とか、自分たちの選択を楽しんでいる方が多い」とのこと。

これはもう、自分の金をどう使おうか優先順位の問題かと思いますので、無関係の他人があまりとやかく言っても仕方ないということになっているようです。

ある人は、賃貸料が浮いた分を趣味に使い、ある人は将来別ないい場所に住み替えるための準備資金を蓄えている。そのための風呂なし物件であると。ここで一生を過ごす人は、さすがにいないでしょう。

風呂なし物件に住んでいたあの頃がなつかしい、という具合に、将来の笑い話にできればいいのではないか、と思いました。

« 成人の日に、改めて18歳成人と20歳の集いを考える | トップページ | ちょっと遅れましたが年末音楽番組雑感 »

ニュース」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

FPよもやま話:そのほかいろいろ」カテゴリの記事

当ブログの注意事項

  • ブログ記事に関して
    当ブログの内容は、執筆者である松本勝晴のこれまでの生活、経験、情報入手の蓄積により、あくまで一個人の見解、私見、ポジショントークを表しています。記事をご覧になるみなさまのこれまでの生活、経験、情報入手の蓄積によっては不愉快な思いをされる場合があります。ご注意願います。
  • 自己責任のお願い
    当ブログでは、金融資産運用、保険などリスク管理、社会保障、税制に関する話題において、その実践結果の報告や、将来の展望に関するコメントなど情報の提供を行います。しかし、その情報は将来の結果を約束するものではありませんし、ご覧になるすべてのみなさまに等しくお勧めしているわけでもありません。特に金融商品の売買に関してはさまざまな事情により元本割れを起こす可能性がある点についてご留意願います。
  • 常に最新情報をご確認ください
    当ブログの記事の内容は、原則として各記事フッター部に掲載の執筆年月日時点のものであり、実際にご覧いただく時点では、制度変更などにより事実と内容が異なることや、解釈が異なる場合があります。当ブログだけを当てにせず、最新の情報をご確認ください。
  • 免責について
    当ブログ内の情報の利用、およびリンクされている第三者のサイトの閲覧やサービスの利用、各種判断については、読者のみなさまの責任においてなされるものであり、行った行為によって生じた一切の損害について、当ブログ執筆者および関係者は責任を負うものではありません。
  • トラックバック、コメントに関して
    当ブログでは、トラックバックおよびコメントの受け付けは一部ページのみで行っています。レスポンスはTwitter経由でお願いいたします。
  • 引用は適切に! 無断転載お断り!
    当ブログを引用する場合は適切に行ってください。無許可による全文の機械的な転載もしくはそれに相当する行為を発見した場合は、松本もしくは松本が正式に依頼した代理人より連絡のうえで、当方既定の原稿執筆料を請求させていただきます。
  • アフィリエイトプログラム
    松本勝晴は、amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。
  • 商標に関する説明
    CFP®は、米国外においてはFinancial Planning Standards Board Ltd.(FPSB)の登録商標で、FPSBとのライセンス契約の下に、 日本国内においてはNPO法人日本FP協会が商標の使用を認めています。