JAXAのH3ロケット発射を「失敗ではない」というのはインテリの強弁か?
ロケット発射、ましてや衛星を積んでそれを軌道に乗せるまでやり遂げるってのは、非常に高度な技術だと思うのですよね。だから、何かしらのささいな不具合が少しでも残っていると成功できない、それは失敗かもしれないと思いがちです。ましてや、新たに開発したロケットならば、それまで実績のあるロケットとは違うわけで、不確実な要素は高いと思われます。
昨日発射予定だった、JAXAのH3ロケットは、残念ながら打ちあがりませんでした。
新型ロケット「H3」初号機、打ち上げできずhttps://t.co/5k3YsLAVbr
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) February 17, 2023
JAXAが種子島宇宙センターから打ち上げを試みましたが離陸できず。固体補助ロケットが着火しなかったといいます。 pic.twitter.com/RYiW2hgbFa
補助ロケットに着火しなかったためにリフトオフせず、ロケット本体も積まれた衛星も無事だったことは不幸中の幸いでした。
一方、単に打ち上げが見たかった一般の人にとっては、打ち上がらなかった状況だけを見て「失敗だった」と第一印象で思ってしまうのは仕方ないことだと思います。
しかし、メディア側で発信する側であるならば、第一印象をそのまま検証もせず発信するのはいかがなものかと思います。