ジャニーズ事務所のタレントおよびタレント候補性(いわゆるJr.)に行われていたことに関して
故ジャニー喜多川氏の性加害、少年性虐待問題に関して報道が続いていましたが、ジャニーズ事務所が行った9月7日の記者会見で当面の区切りが付いたのかな、と感じています。
ジャニーズ事務所:外部専門家による再発防止特別チームに関する調査結果について
当初は再発防止特別チームに関して、第三者委員会の体をなしてないとか、懐疑的な見方もされていた印象ですが、なかなかいい仕事をされたのではないかと思っています。
それを受けて、ジャニー喜多川氏の所業が実際にあったものと、観念して受け入れた、と解釈しました。
調査報告書及び要約版をざっとしか読んでませんが、その限りでも、多くの被害者が勇気を振り絞って語った内容が、そして、ジャニー氏がどのような心理で、権力でそれを行ったかがまとめられています。
1950年代以降、2010年代、亡くなる数年前までそれは続けられていたようです。
その間、何度か裁判沙汰になり、喜多川氏の行為を断罪するチャンスはありました。しかし、その行為を身内のものがとがめることも、社会的に糾弾されることもありませんでした。一部の週刊誌マスコミが騒いだだけで、大手マスコミ、特にテレビや一般新聞が取り上げることは、海外のテレビ局BBSがドキュメントを制作するまでありませんでした。
正直言いまして、心境は複雑です。もし今回の騒ぎがジャニー喜多川氏の生前の間、どのタイミングで起きていたのかによっては、その後の大ヒットタレントは生まれていなかったはずなのです。
たのきんトリオが、シブがき隊が、少年隊が、光GENJIが、SMAPが、V6が、TOKIOが、Kinki Kidsが、嵐が、その他いろいろなジャニーズタレントがいなかったかもしれない世界線があるのです。
また、彼らは、ジャニー喜多川氏の独特の感性による選択眼によって選ばれた人たちだという点も、忘れられません。
可能ならば、ジャニー喜多川氏の言い訳も聞きたいところです(不可能ですけど)。
今後は、とにかく被害感情が重い人たちに対して、彼らを救済することを重視してほしいです。そして報道自体は徐々に下火になっていくでしょう。
そして、現役のジャニーズタレントのみなさんには、引き続き頑張っていただきたいです。極端に活躍の場がなくなるというのは、おそらくないでしょうから。
アダルトビデオ業界がどんなに強制出演の被害者が出ようとも、つぶれずに続いているのと、似たような状況だろうなと思います。
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