メジャーリーグでもポストシーズンの下剋上が話題に
先日、日本のプロ野球のクライマックスシリーズ(いわゆるポストシーズン)を面白くするために、リーグの根本改革したり、アドバンテージを基本2勝、2位以下の頑張りによって1勝に減らせる、みたいな妄想を書きました。
結局のところ、リーグ優勝したチームへのリスペクトが少ないこと、クライマックスシリーズのルールはルールとして楽しむことを受け入れられないこと、などが不満になってるということなのでしょう。
似たようなジレンマが、アメリカのメジャーリーグでも起こっているようです。
アメリカのメジャーリーグの場合は、球団数が多かったこともあり、1969年から各リーグを東西2地区に分け、地区優勝チーム同士がリーグ優勝決定戦を行っていました。
これが、1994年には全28球団となったことにより、それまでの各リーグ東西2地区制から、各リーグ東中西3地区制に変更。ここで初めてワイルドカードが導入されました。この段階では、ア・リーグナ・リーグともに4球団ずつがポストシーズンを戦うことになってました。
以降、ワイルドカードが徐々に拡大され、なんと昨年からは、ワイルドカードが3枠になったとのことです。現在、メジャーリーグは合計30球団ですが、ア・リーグナ・リーグそれぞれ15球団のうち、6球団ずつがポストシーズンを戦うことになってます。
随分と増えましたが、それでも、全チームの3分の1程度です。
日本の、全チームの半分がポストシーズンに進むのよりはましでしょう。
ただ、ワイルドカードが増えたことにより、ワイルドカードから出場している球団が勝ち上がることが悪目立ちしています。現在、地区優勝チームでポストシーズンを勝ち残っているのは1球団のみです。
なかでも、シーズン100勝を超えた3球団のすべてが敗退してしまったことが注目されています。ただし、今期の勝敗表を見た限り、地区優勝とワイルドカードの勝率が大きすぎるというほどではなく、ポストシーズンの正当性がわりとあるように感じます。
もともとの球団数が多いことから、システムとして、ルールとしてポストシーズンを納得する向きのほうが多そうです。ポストシーズン12チーム制になってからまだ2年目ですから、しばらくは同様の方式で続くことになりそうです。
さて、日本のプロ野球はどうするんでしょうね。日本のプロ野球場合、今年のような、首位がぶっちぎってリーグ優勝したときに下剋上優勝されるのは納得いかない、って声は大きくなりそうです。
本来はポストシーズンはリーグとは別物で、システムとしてルールとして楽しむしかないとは思うのですが、少しでも不満を和らげるためには、大リーグが過去にどんどんリーグ参加球団を増やしていったような成長を、日本のプロ野球も行うべきなのではないかな? と思います。
1リーグ制にすると巨人との対戦が減ってしまって経営が成り立たない、なんてせこいことを言ってないで、巨人など関係なく集客できるように努力する球団があるなら、チーム数を増やしてもいいと思いますけどね。
〔参考記事〕
日刊スポーツ:四竈衛のメジャー徒然日記「100勝以上の3球団が姿消した“下克上”の原因は…昨季からの開催方法変更に「改正案」の声」
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