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大谷翔平選手の銀行口座が元通訳水原一平氏に好き勝手に使われていた件

大谷翔平選手の元通訳である水原一平氏の、ギャンブル中毒に起因する窃盗事件の全貌がおおむね明らかになりつつあります。

今後裁判が行われ、内容が精査され、刑が確定していくのでしょうが、この件が2024年3月に明るみになって以降、大谷選手の非にについてさまざまに憶測されていましたが、あくまで憶測にとどまり、水原氏が質の悪い悪行を行っていたようで本当にひどいやつだ、という結論になりそうです。

とはいえ、あくまで当事者でない一般人は報道からの情報しか得られないわけで、その限りある情報の中で、ものを推測し、感想なり判断を述べねばならない状況では、間違うことはあるわけで、間違うリスクを負わないようにするには、余計なことはしゃべらない、ってことを学ぶべきかなと思います。

さて、現段階で水原氏がやったことについて、報道されてる内容を確認しつつ、改めて感想を述べておきます。

訴状によりますと、水原氏は今回はまず、連邦地検により銀行詐欺罪で訴追されています。

NHKニュースWeb:【訴状の内容は】水原一平容疑者 違法賭博にのめり込んだ経緯

テレ朝ニュース:【全文掲載】水原一平容疑者を銀行詐欺の罪で訴追 アメリカ連邦検察会見

大谷選手はエンゼルスに2017年オフに入団するわけですが、球団からの入金を受ける銀行口座を、水原氏と一緒に開設したそうです。そのとき、その口座へのアクセス権を大谷選手と水原氏以外に認めてなかった、とのことです。

水原氏がギャンブルにのめり込み始めたのが2021年秋ごろ。そのころから大谷選手の口座からお金を抜いていたとのことです。

その金額、合計1600万ドル(24億5000万円)。

あくまで大谷選手の口座なのに、水原氏がお金を引き出せたのは、銀行口座の作成に立ち会っていたがためにさまざまな情報を知りえていたこと、アクセス権があったこと、アラートなどを大谷選手に直接届く端末から別のものに切り替えていたこと、一度口座にロックがかかったときには水原氏が大谷選手の声色をまねて交渉し、秘密の質問など情報を使ってロック解除を行えた、などによるそうです。

今回の捜査では大谷選手も全面協力しており、その範囲では、大谷選手が水原氏のギャンブルにかかわった証拠はまったくなかった、とのことです。

一方的に水原氏が悪い、ということで、裁判でも水原氏は起訴された内容を争わない模様です。

それにしても、あれほど一心同体的なパートナーに思えた大谷選手と水原氏でしたが、こんな金銭トラブル、窃盗事件になってしまって本当に残念です。

大谷選手の今回の銀行口座は、オンラインではほとんどアクセスされておらず、水原氏がギャンブルにのめりこんで以降にアクセスが急増したとのことです。大谷選手には野球以外にもスポンサー収入があり、そちらはご両親が管理してたはずで、普段の生活の範囲ではまったくお金に困ることはなかったのではないかと推測されます。

お金のことをあまり気にかけず、野球に専念できる環境を作れていたのは、水原氏の功績のように思いますが、そのような立場を悪用してお金を抜いていたのですから、本当にあきれてしまいます。

水原氏に関しては、とにかく反省し、刑を受けて罪を償い、ギャンブル依存の治療も受けてほしいと思います。

ただまぁ、今回の損害額は一般人からしてみれば大きすぎて気絶しそうですけど、大谷選手にとっては今後の活躍でいくらでも取り戻せるのかもしれないな、という金額だったのが、救いなのかもしれません。

今後は、信頼のおける代理人に銀行口座を任せればいいのでしょうね。

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