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大学時代の友人の墓参りをしてきました

便りがないのは良い便り、ということわざがありますが、60歳近くにもなるとそれをまざまざと感じる便りが届くようになります。

見知らぬ携帯電話番号から、その便りは届きました。

大学時代の友人の訃報でした。

最初、名前を告げられ、その妻であると名乗られたとき、正直に言うとしばらく思い出せませんでした。

私の携帯番号を知っていて、直接連絡をくれるような知り合いを、懸命に思い出そうとしますが、どうしても思い出せません。

のちに、最初に卒業した大学時代の同窓生だと判明し、一気に思い出がよみがえってきました。しかし、なぜその奥さんから連絡が届くのか。

実は、同窓生の当人は、事故により約1年前に亡くなっていた、とのことです。ああ、そうなのか。

さまざまな事情により、連絡が遅くなった件を詫びられましたが、連絡をいただけただけでもありがたいとも思いました。

1985年に入学した前の大学では、同学年のクラス分けを単純に名前順にしてました。男性が圧倒的に多く、女性は一桁台の人数でしたが、私の名前がたまたまマツモトであり、男性陣の中でかなり後ろの扱いだったため、その少ない女性たちが混ざるクラスに属してました。

そんな事情で、必然的に出席番号の近い、名前が近いマ行の人たちとの行動する機会が多くなり、彼はその中の一人でした。

音楽の趣味なども似通っていて、特に一緒に行動していたものでした。

そして、卒業後、彼は実は1年留年していて卒業年度はずれてしまったのですが、それでも定期的に(主に年賀状)連絡を取り合う関係を続けていました。

1回だけ、とあるアーティストの武道館コンサートにいっしょに行ったのですが、彼が獲得したチケットの座席がなんと、アリーナ席最前列ど真ん中だったのは、今となってはよい思い出です。

その後、2015年以降、私は2度目の大学生活(通信課程)を送るわけですが、そのころに年賀状じまいをしてしまい、音信不通な状況になっていました。

そのような状況で、今回の便りが訃報として届きました。

さすがに1年も過ぎてしまうと、法事への出席は違和感あるので、せめてもの思いで墓参りだけしてきました。

教えられた住所を目印に、その近所並びの墓地である旨を教えてもらい、行ってきました。その場所に確かに彼の家族の墓があり、彼の名前と亡くなった日が刻まれていました。

線香に火をつけ、手を合わせ、安らかな永眠を願いました。

今となっては、彼が私に対してどのように思っていたのかについて、知ることもないですが、もし、こんなことになる前に再会できれいれば、大学時代の思い出だとか、その後の互いの近況だとか、いろいろ話の花が咲くのかな、とも思います。

一方で、年賀状じまいをしてしまい、ライフスタイルの変遷により旧友との交流がなかなかおっくうになる現実もあり、連絡もなくすでに亡くなっている友人が他にもいるのかもしれないとも思いました。

ヒトには寿命があり、いつかは別れがある、そして平均余命はあくまで平均である、ということを肝に銘じておきたいと改めて考える出来事でした。

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