MUSIC AWARDS JAPANが初開催
MUSIC AWARDS JAPAN(MAJ)という新しい音楽賞が初開催されました。
昭和の時代には、各テレビ局ごとに秋から年末にかけて、こぞって音楽賞を開催し、その年のヒット曲を表彰したりしてましたが、現在ではTBS系列で放送される日本レコード大賞だけ、という具合になってました。
厳密には、日本ゴールドディスク大賞のような出荷枚数を厳格に集計して発表されているものは残ってますし、オリコンやビルボードが年間ランキングを発表などしているので、毎年の代表曲を知ることは可能ではあるのですけど。
音楽業界の総意として、今年はこの歌手が、この曲がよかったよね、みたいなことを忖度なしに表彰する、盛り上げるみたいなことには、その機運が欠けていたようにも思います。
日本レコード大賞はたしかに長らく続いてますが、特定の事務所のアーティストはまったく表彰の対象にならない、厳密にはボイコットしているケースと無視されているケースは区別しないといけませんけど、それに加えて選考基準がいまいち不明確であることに関しては、どうにかならないかとも思い始めていたところです。
そこで突如現れたのが、新しい音楽賞。MUSIC AWARDS JAPANです。
MUSIC AWARDS JAPANは、アジア版グラミー賞とも報じられもしますが、対象楽曲をオリコンやビルボードなどの結果から自動抽出し、それらから音楽業界人(アーティストも!)5000人規模の審査員による投票でノミネートを選び、さらに各賞を決定する、という壮大なものになっています。
受賞部門も全部で62あり、もちろん主要な部門はありますが、あらゆるジャンルの音楽にスポットが当たる仕組みにもなっています。
透明性、そして公平性を担保して、その年によかった歌手を、曲を表彰する、ってのは、ある意味画期的です。
SNOW MANやWEST.が表彰されているあたりも新鮮です。
今年が初開催だということで、無事に終わってよかったという印象ですけれど、すでにいくつかの評論が上がっている限り、課題も見つかっているようです。
音楽系のコラムを多数執筆している方のMAJ評。
>ヤフーニュースエキスパート 松谷創一郎
— まっちゃん (@mfpoffice.org) 2025年5月23日 10:14
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ノミネート選出手法、投票者のクオリティ維持、そしてストリーミングに起こりがちなヒット長期化をどう扱うかなど、徐々に知恵を出していけばいいのかなと思います。
とにかく、MUSIC AWARDS JAPAN、始めた以上は、長く続いてほしいです。
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