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証券口座乗っ取りの件雑感

コロナ禍のとき非常に不安でした。三密を避けるとか、とりあえず最新のワクチンを打っておくとか、なるべく新型コロナ感染症が広がらないように協力したものです。

その成果もあり、私としては新型コロナに感染せずに済んでいますが、身近な人のうちの何人かは新型コロナに感染し、隔離などを経験した人もいました。幸いにも身近な人の中で新型コロナで亡くなった人はいませんでした。

肺への症状が劇的で、初期には多くの人が死んだことから、その未知のものに対する不安は相当なものでした。

コロナ禍は無事に終息したのかと思いますし、ある程度ワクチンや治療薬が広まったおかげで、仮に今後新型コロナに感染したとしても、すぐに死にそうになるような劇的な症状にはならないだろうな、という楽観できる感じに現在はなってますよね。

いま、コロナ禍のころに体験したような、得体のしれない不安感が、証券業界に漂っています。インターネットを悪用した、証券口座乗っ取りが後を絶えません。

2025年に入って、特に証券口座乗っ取りの件が騒がれるようになりました。

もちろん、以前からも稀なケースとして、ログオンIDとパスワードを特定され、なりすましによる口座操作が行われる事件はあったようですが、直近のそれはその件数が莫大で、証券各会社としては緊急事態といってもよい被害額になっていると感じます。

証券口座乗っ取り、不正売買954億円に 金融庁が警鐘(無料記事) www.nikkei.com/article/DGXZQO...

証券口座を不正に乗っ取られ、株を勝手に売買される事案が2月からのおよそ3カ月で6社で確認され、1454件の不正売買がありました。

不正売買は合計で約954億円にのぼり、被害が拡大しています。

#ニュース

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— 日経電子版 (@nikkei.com) 2025年4月18日 14:08

証券口座乗っ取り、大手10社が被害額の一部補償の方針表明へ www.nikkei.com/article/DGXZQO...

10社はSBI、楽天、マネックス、松井、三菱UFJeスマート、野村、大和、SMBC日興、みずほ、三菱UFJモルガン・スタンレーの各証券会社。

被害拡大を受け、2日にも統一方針を盛り込んだ文書を公表。「約款の定めに関わらず一定の被害補償を行う」と示します。

被害を受けた顧客が不正アクセスを防ぐための「多要素認証」を導入していたか、証券会社が不正アクセス防止のための注意喚起をしていたかなどを勘案し、各社が補償の水準を決めます。
#ニュース

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— 日経電子版 (@nikkei.com) 2025年5月2日 7:25

正直言いまして、口座管理がかなり面倒になってます。

ログオンID管理、パスワード管理は当然として、ここに追加して多要素認証を組み込むことが必須になるようです。

多要素認証とは、パスワードが単にもう1つ増えるみたいなものではなく、指紋や顔などの生体認証であったり、携帯電話や固定電話やメールアドレスなどの持ち主が誰かはっきりしているものを活用する所有認証であったり、それらを組み合わせることで本人確認をしたあとでログオンが可能になる仕組みです。なお、パスワードは知識認証の一種とされてます。

口座管理がかなり面倒だとは申しましたが、ここ数か月の証券口座乗っ取りの深刻度を考えると、面倒くさがってはいけない現状のようです。

個人で出来る限りのことをやっておく必要がありそうです。

ただし、個人で思いつく限りのことや、証券会社に指示されたとおりに多要素認証を設定したとしても、それらを突破して被害に遭う可能性も否定できません。

特に、ネット系証券会社にその傾向が強いですが、トレードしやすさを売りにする場合、ツールによってはセキュリティの穴が残っているケースもあるようです。そのような弱い部分を攻撃されたらたまったものではありません。

よって、ログイン通知や売買約定通知など、被害の痕跡をなるべく早く察知する仕組みも重要になるのでしょう。

さて。

証券口座乗っ取り軍団は、どうやってログオンIDとパスワードを収集しているのでしょうか?

それは、マルウェアであるとか、フィッシング詐欺メールであるなどとされてます。

特にフィッシング詐欺メールに関しては、注意していればどのようなメールアドレスから配信されているのかなどをちゃんと確認すれば個人として防ぐのは簡単です。ただ、彼らは多数のターゲットに無差別にメール送信しているため、その中でうっかり対応した人が何人かいればいいくらいの気持ちでやってると思います。

よって、迷惑メールブロックあたりの性能がもっと上がって、詐欺的メールを送信しているメールアドレスを検知したら、そのメールアドレスのドメインごとさっさとブロックできるようになれば、被害は減っていくのではないかなとも思います。

ここ数年で、スパムメールを減らすために、各プロバイダがいろいろ策を講じているという情報もありますけど、一向に詐欺的メールが減らないことから、結局はいたちごっこなんだろうなという気もしています。

いずれにせよ、しばらくの間は、自分が口座の乗っ取りに合っていないかどうか、不安な思いを抱えながら、ログオン情報や口座内容などを定期的に確認することが必要になりそうです。

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