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クレジットカード選択の基準

クレジットカードを作るさい、特に最初の1枚目のときは、あまり深く考えずに選んでいることが多いと思います。

ただ、徐々にクレカ決済に慣れて、ポイントが貯まるとか、サービスがあるとか仕組みがわかってくると、何を選ぶべきか人の好みがだいぶ分かれてくると思います。

一般的なクレカの選択法とか知識とかは、他のサイトにまかせるとして、自分がなぜ、主にアメックスを使っているのかについて、改めて記しておこうと思います。

最近はクレジットカード会社が、自社で、初心者向け入門サイトを作っていて、そちらを読むのが便利だなと感じます。

JCBカード:クレジットカード特集

セゾンカード:Credictionary(クレディクショナリー)

三井住友カード:ゼロからはじめるクレジットカード

私自身は、特に注目しているのは大きく2点です。

・ブランド(いわゆる国際5大ブランド、および券面)をどれにするか
・年会費の高低(グレードおよび付帯サービス)を重視するか

まずはブランドについてです。

最近では楽天カードが大ブームなようで、楽天経済圏にお世話になる、ならないにかかわらず、楽天カードでOKという人もいるようです。しかし正直言いまして楽天カードがどんなに広がろうが、しょせんあれは楽天グループの会員カードです。あれに、VISAやMaster、JCBやAMEXなどのロゴが付いていないとクレジットカードとしては機能しません。

よって、本来は、VISA、Master、JCB、AMEXなどの国際ブランド、これにDinersを加えて5大国際ブランドと称しますが、この5つのうちどれを使うか、という視点のほうが重要になるわけです。

VISA、Masterは決済を重視したブランド、AMEXとDinersは旅行やエンターテイメント分野(T&E)のサポートを重視したブランドだとされています。なおJCBは、決済およびサポートの両にらみのブランドだとのことです。

以上、国際ブランドについておおまかに把握したうえで、楽天カードでいいや、という場合は、それでもいいでしょう。

しかし、各国際ブランドがついたクレジットカードは、各社がたくさん発行しています。本当に楽天カードでいいのでしょうか? Amazonカードでもヤフーカードでもよくないですか?

飛行機に乗るなら航空会社のロゴが入ったカード、スーパーで使うならスーパーのロゴが入ったカード、電車に乗るなら鉄道会社のロゴが入ったカード、大学の卒業生なら母校のロゴが入ったカードなどもあったりします。

話が広がりすぎるので、ここでは航空会社のカードの話に絞ります。もし仮に、航空機を使った旅行にJALばかり使っているならば、JALカードを作るという流れは普通です。しかし、なにかをきっかけにANAに乗ることもあるでしょう。そのとき、ANAのチケットを買う際にJALカードを使うのって、気まずくないですか? 私なら多少は申し訳なく思っちゃいます。

スーパーのカードも、鉄道系のカードも、以下同です。

自分は普段はイオン系スーパーしか使わない。だからイオンカードを作る。飛行機に乗るときチケットはイオンカードで買うので問題ない、みたいに、各個人の事情と割り切りを考慮して、クレジットカードを選ぶことになるのでしょう。もしかしたら、使う場所に応じて異なるカードをすべて作るなんて人もいるかもしれません。

使う場所についてあまり深く考えたくない、ということを重視したいなら、やはりAMEXかJCBのプロパーカード、もしくはVISAかMasterの銀行系クレカが良いのではないか、と今は思います。

さて、次はカードのグレードの話です。ノーマル、ゴールド、プラチナ、ブラックといったグレードの話です。

通常、各クレジットカードは年会費の高低によってグレードが分かれます。年会費が無料、条件付きで年会費が無料、数1000円程度の年会費、数万円程度の年会費、数10万円もの年会費、という具合に、年会費が高くなるにつれて付帯するサービスや保険が豪華になっていきます。

SNSなどで流れてくる情報の限りでは、ほとんどの人がポイント還元率しか興味がないようで、その場合は年会費の高いクレジットカードは論外となるようです。

しかし、ノーマルよりもゴールドに、ゴールドよりもプラチナに、便利なサービス、お得なサービス、使ってみたいサービスがあったりします。1段ずつアップグレードしていくと、徐々に下位のグレードには戻りにくくなっていきます。最終的に、支払う年会費が妥当だろう、というふうに納得するようになるのです。

これも、各人の収支の環境などにより、どれくらいの年会費が妥当であるか事情が変わってくるはずなので、無理のない範囲でグレードを選べばいいのではないかと思います。ただし、VISAやMasterの場合は、比較的利用限度額が少なく、年会費によってその限度額が増えていく傾向があるためその点は要注意です。

以上、カードのブランドの件、およびグレードの件について述べました。

私自身のクレジットカード選びは、テレビCM「デカケルトキハワスレズニ」が刷り込まれるところから始まりました。そして、社会人生活2年目の1990年に、どこよりも早く、クレジットカード案内のDMが届いた段階で、アメックスを作ったのが1枚目でした。

以来36年目になりますが、その時に作ったアメックスを使い続けてます。おそらく更新時や何かしらの手続きにより番号は変わってると思いますが、Member Since90というのは、なかなかレアかもしれないなと自負してます。

アメックスを最初に選んだのはCMの影響であったり、DMが最初に届いたという偶然もありますが、結果としてスーパーでもコンビニでもレストランでもホテルでも空港でも、使うのに後ろめたいと思う場面がほぼない、というのが重宝しています。当初はノーマル(グリーン)で満足し、グレードにはこだわりませんでしたが、ゴールドに切り替えてから上位グレードに興味を持ち始め、18年前の2007年にプラチナカードにしてからは、毎年必ずホテルの無料1泊宿泊券(フリーステイギフト)を活用するなど、できるかぎり付帯サービスを使うようにしています。今の使い方なら、年会費に見合う使い方が出来ていると思ってます。

現段階では、アメックスに満足してますし、今後ともよほどのトラブルがない限り、このクレカをメインで使って行くだろうと思います。

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